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◆腎系統
腎は生命の源で、脳髄を持ち、体の組織としては腎、膀胱を中心に体液系、骨歯系、関節系、毛髪系、穴状、毛穴、管状系統に関与し、生命の根源を主っています。
① 体液系
血液、リンパ液、体液、粘膜液、涙液、鼻汁、唾液、消化液、精液、尿などの水様系の生成と、その働きのコントロール。
② 骨歯系
成長期においては骨、歯芽をつくり、その後はその保持に関与している(骨が弱ければ歯骨質が虚弱となる)。
③ 関節系
骨に関連し、関節にも腎の働きが反映されている。関節腔に関連し、関節液とその働きをコントロールしている。
④ 毛髮系
毛髪に関係を持ち、腎液が外気に触れて凝縮して出来たものが髮で、ホルモン作用の強弱や体質によって、髪質に異なりができる(細い、太い、濃い、薄い、黒、茶、白、グレー)。
⑤ 穴状系
耳、目、鼻、口、尿道、膣、子宮、肛門などと深い関連を持ち、これらの生理作用に関与し、粘液はじめ、全ての体液の働きをコントロールしする。
⑥ 毛穴系
全身の無数の毛穴に関連し、体温コントロールをするため発汗作用を行っている。
⑦ 管状系
六腑をはじめ食道、血管などの管状器官に関与し、粘液、消化液、血液などを生成滲出させて、円滑に生理作用がなされるようにコントロールをつかさどっている。
「生理作用」
・体液の生成と代謝(ホルモン、血液、消化液をはじめとした全身の体液)
・骨格形成と保持
・管状の液性代謝と収縮コントロール
・生殖器官の生理と液性代謝
・浸透圧のコントロール(肥痩に関係)
◆腎にはどのような働きがあるか
腎の働きは、約、七つの系統に関連を持っています。例えば胃の場合、胃の働きに腎の力が関係しています。胃の中に胃液、消化液がなければ、いくら蠕動運動をしても食べ物を消化することはできません。腎はそう云った関与の仕方をしているのです。
体液の生成と新陳代謝は、ホルモンも血液も全部腎が関連を持っています。譬えば、心が働いても、血液の量とか質が心の力に合っていなければ役にたちません。それに管状器官の液体の新陳代謝も関与し、胃とか腸、生殖器などはとくに深い関連を持っています。それから腎と塩分の関係をみると、浸透圧とか、水の質を変える力は、塩分の力と云われています。
病状面では、体液系(腎は水液を主る)の病気は、すべて腎機能の低下によって起こると云うことです。それにも、腎そのものが弱くて機能が低下する場合と、他の臓に剋されて腎機能の低下に成っている場合があります。
譬えば捻挫しやすい、骨折しやすい、虫歯が多い、髪の毛が少ないなどは、元は腎機能の低下とみられます。それらを考えていけば、病理が分かってきます。解剖、生理、病理を纏めて云っていますが、これは、本来は一つのものです。東洋医学を志すものは、ものの見方、視野が広く持って下さい。大宇宙を推察することで小宇宙の人体が見えてくるのです。腎は生命の源で、脳・髄と関連を持ち、体の組織としては腎、膀胱を中心に体液、骨歯、関節、毛髪、穴、毛穴、管状系統に関与し、生命の根源を主さどっている。
脳・頭髪・骨歯・膀胱・耳鼻咽喉・生殖器・泌尿器・関節・下肢・全ての体液。
(血液・リンパ液・ホルモン・消化液、組織液などの全身の水液) |
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