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◆脾系統について
脾は、大きくは肌肉全体の人体をいい、主部的には脾・膵の働きで、飲食の五味を消化・吸収・貯留・配分など、五味の化生とそのコントロールをなして五臓の気をはじめ全身を養っている。すなわち、脾は五味を化生させ、栄養源を生成配分させている器官である。
口に入った五味飲食物は、咬筋で咀嚼され、唾液とまじりながら咽喉食道の蠕動運動により、胃にに送られる。胃では、胃液とまじりながら胃化蠕動をなし、粥汁と胃気に分かれ、胃気は上って脾に入り、粥汁は小腸
に送られる。
脾に入った胃気は脾気となり、それが原気として各臓にめぐり、各臓の原気となる。それぞれの臓に入った原気は、おのおのの本気とまじわって五原気となり、体の原動力となる。一方、粥汁は小腸でさらに消化・吸収され、栄養素は肝に、食粕は大腸に送られる。この小腸蠕動によって腸気が発生し、これは心気を補う力となる。また、大蠕動による発熱、静脈還元などの働きも起こす。肝に入った栄養は肝化され、静脈を通って心に送られ、さらにそれが肺に入って肺化され、心に送り返されて各細胞に送られる。
大腸に送られた食粕は、さらに水分と粕に分けられ、水分は膀胱に、粕は便として排泄される。ただし、分離・消化・吸収されるときの化学的変化によって、気化された大腸の気は肺を補う気として働く。脾は、中央に位し、八方に栄気を送り、五臓・四肢・体幹の全身を滋養している、手足の中央には、三焦・心包・脾・胃の経が走って他経の基体となっている。
「脾病は、全身がだるく、四肢を動かし難くし、胃に津液を送れず、四肢に病変超こる」と、古人は言っている。脾の働きは、全身に関与し、特に四肢に関連している一方胃と同体にの事も示しでいる。また、この事から察して、脾と腎は夫婦拮抗関係にあり、脾が病むということは、腎系も剋傷され、脾とともに腎系も機能低下しているからである。 |
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