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著者:小林三剛
出版:緑書房
監修:近藤昭仁
小林三剛先生は二十有余年「易経」を中心に東洋医学の真髄を究め、易学関係の著書も約三十冊を数える。近年、東洋医学の研究に専念、その臨床技術にまで及ぶ研鎭は、著者の右に出る者はいない。本講座は、学校で講義された難解な原理を平易、明快に解説した労作で、東洋医学研究を志す人たちにおくる最高の著である。
・基礎編 :宇宙と人体の生成の原理
・肝臓・心臓編 :肝・心系統の機能と相関
・脾臓・肺臓・腎臓編:脾・肺・腎系統の機能と相関
漢方の本格的な教育は、大学でも充分に行われているとは思えない。古人は漢方の勉学には傷寒論、金匱要略、素問、霊枢、難経、神農本草経などの古典を学ぶべきである言う。昨今日本では中医学を学べと声高らかに主張するが、中医学入門なる書籍を読んでも、日本と中国の言葉の違いがあるせいか理解できない者が多い。
中医学入門に入る前に、この東洋医学講座を学ぶべきと私は推薦したい。この講座では宇宙と人体、四季と人体、四季と五蔵の変化など、本来は素問霊枢などの古典に著されているが、難解で理解しがたがい文を分かりやすく解説したのが、この東洋医学講座である。中医学では学べない基本の部分が多く、目から鱗い思いになるだろう。初心者は先ずこの講座を理解して、その後、中医学の入門に入ることをお奨めします。
「東洋医学的な五臓」
陰陽五行学は、思弁の哲学である。思弁とは、経験に頼らず頭で理屈を考えることで、その生理は非常にややこしく、現代の視点からは納得しにくい面も少なくない。「五臓」の「五」は「五行」の「五」。
五臓は五行学に基づいて作られた考え方である。内臓を「作られた」と表現することに違和感を持たれるかもしれない。しかし、漢方では、たとえば現代医学でいう肝臓、心臓、肺臓、腎臓のように「実体」で内臓を分類するのではなく、からだの「機能」で分類しているのである。つまり、現代医学とはまるで考え方が逆なのである。
現代医学では、まず臓器と言う実体が確認され、次にその機能を調べ、その結果として「この臓器には、こういった機能がある」と定義される。しかし漢方では、この過程が逆になる。まず、身体には、五行学に則った五つの機能があると考える。そして、たとえばこの機能を行う臓器を「肝」と名つげたのである。ただし現代医学の臓器と漢方の臓器の共通点も多々あるが、機能面から考えた漢方はやはり独特の面があり、現代医学が未だ届いて居ない分野である事は間違いない。
漢方では、実体(各臓器)である「物」より、機能(働き)する「事」が重視されています。そして物を「陰」、事を「陽」と呼び、一つ一つの臓には、更に陰気と陽気が和合して働いていると考えている。
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