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肝系統の疾病
一般的には、ウイルスや細菌が体を冒して病気を発していると考えられているが、実際は内因によって抵抗力をなくした結果、病気に冒されている。すなわち、五機能のバランスを崩して、剋傷現象を発した結果、抵抗力を失って、ついに外因に冒されて発症するのである。
この五系統のうち、肝系統が病体ランクに低下していると、肝系統の組織に病気が発する。また、肝系が機能低下して疾病を発しても、必ず肝臓病になるとはかぎらず、先天的に弱い肝系グループのいずれか、または後天的に無理を重ねて弱っている肝系統のいずれかに、歪みのしわよせがでて、そこが症状となる。
たとえば、先天的に神経質で、神経系弱いと神経系が冒されるし、指先を激しく使う仕事を無理してやっていると、腱が弱って腱に症状がでてくるといったように、先天・後天を含めたその人の弱点に疾病がでやすいのである。このように、五系統に発する病症は各々異なりをもっているので、各系統の病症の種類の例をあげて考察してみよう。
◆肝系障害によって発生しやすい疾病
肝系機能障害によって発生しやすい疾病を大別してあげてみよう。
①肝臓の疾病
②胆のうの疾病
③眼の疾病
④神経の疾病
⑤筋腱の疾病
⑥皮膚の疾病
以上が肝系統の主な組織であるが、次に個々の病名について記してみよう。
①肝臓の疾病
肝癌、肝炎、肝萎縮症、肝硬変症、肝臓膿瘍、門脈血栓症、その他肝臓の疾病のすべて。
②胆嚢の疾病
胆嚢炎、胆管炎、胆石症、胆嚢癌、胆道癌、その他胆のうのすべての疾病。
③眼の疾病
近視、遠視、乱視、緑内障、結膜炎、ブドウ膜炎、円錐角膜、角膜潰瘍、虹彩炎、強膜炎、中心性網膜炎、眼筋麻痺、視神経萎縮、硝子体混濁、その他眼に関するすべての疾病。
④神経の疾病
自律神経失調症、不眠症、神経症、躁鬱病、精神分裂症、癲癇、筋萎縮症、すべての神経痛、すべての痙攣、三叉神経痛、上肢神経痛、下肢神経痛、神経性尿意頻数、その他神経に関するすべての疾病。
⑤筋腱の疾病
項頸筋の硬縮、肩背筋の硬縮、上肢筋の硬縮、腰臀筋の硬縮、下肢筋の硬縮、筋肉痛、筋炎、パーキンソン病、舞踏病、筋萎縮症、筋緊張症、腱鞘炎、筋無力病、筋肉リュウマチ、肩甲周囲炎、アキレス腱周囲炎、その他筋腱に関するすべての疾病。
⑥皮膚の疾病
蕁麻疹、ヘルペス、たむし、水虫、黒なまず、指間糜爛症、皮膚掻痒症、その他皮膚に関するすべての疾病。 |
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