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●陰陽・三才の中に五行
万物は、すべて陰陽・三才・五行の働きによって作られているので、その構造は、陰陽・三才・五行の多重層的組み合わせからなっている。その最もよい例は、何といっても人体である。経絡においても五行穴というのがある。経絡は五臓を根として体表をめぐっているもので、それぞれ五行に配当されている。そして、この五行に配当された経絡の中に、また木穴、火穴、土穴、金穴、水穴の五行穴がある。「五行経の中に五行穴あり」というところである。
●十干の成り立ち
「五行の中に陰陽あり」を符号化して表現Lたものが、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十干である。
「木」陽=甲(こう・きのえ) 陰=乙(おつ・きのと)
「火」陽=丙(へい・ひのえ) 陰=丁(てい・ひのと)
「土」陽=戊(ぼ・つちのえ) 陰=己(き・つちのと)
「金」陽=庚(こう・かのえ) 陰=辛(しん・かのと)
十干は一・二・三・四・五・六・七・八・九・十の数字にも使われている。これは中国で古くから世界に先駆けて十進法を採用していたことに関係があり、木・火・土・金・水の順番と一致させている。
◆甲の意味
甲という字は、新芽が孚甲(ふこう)をか被っている姿に由来している。従って「甲羅」とか「兜」のような、外部を覆う堅い殻を指すことに用いられている。一説には太陽に向かって、芽が伸びようとしている姿とも言われている。
◆乙の意味
草木が屈曲して、次ぎに伸びようとする姿を象形している文字。
◆丙の意味
炳(へい・あきらか)と同じで、名著とか火が明らかなど意味である。冂(かこい)の中で火が燃えている。盛んなことを表している。冂と火を合わせると丙となる。
◆丁の意味
丁の字の上の「一」は枝葉、下の「亅」は幹で、草木繁茂の姿である。若者のことを「壮丁」ともいう。
◆戊の意味
「茂」と同じ意味で、旺盛な火気に刺激されて地上の土気は盛んとなり、草木もその姿を最大にする
◆己の意味
「紀」の字と同で、“始め”とか“元”の意味である。地上においても陰遁が始まり、草木は果実をなし、固形化、枯衰化が始まる。
◆庚の意味
「更」と同じ意味で、“改まる”とか“変わる”の意味である。秋に至って、万物がその姿を変えることをいう。
◆辛の意味
「新」の字と同じで、庚で改まってから新しく出発することを表している。十二支でいえば戌亥のときで、戌で生命力のあるものは守り、生命力のないものは殺滅して、生き残ったものを亥で確立させるのと同じ働きである。
◆壬の意味
壬は人の懐任した姿を表した字で、「妊」と同じ字である。壬のときは、陰遁の頂点で、陰極まって陽を生じようとしている時で、微陽の気が地中に種子の芽として身ごもっている。
◆癸の意味
癸は、冬に地の裂目に水が入った姿を表した字で、地上の空虚を示す。測量は冬に行われ、癸を「揆(はかる)」意にも用いるようになった。種子が地上に出ようと、地中で計画している時である。
◆十干は、十二支とともに色々な所で使われるが、人体では各臓腑に配当されている。
「木」……甲=胆…………………乙=肝
「火」……丙=小腸………………丁=心
「土」……戊=胃…………………己=脾
「金」……庚=大腸………………辛=肺
「水」……壬=膀胱………………癸=腎 |
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