漢方薬は健康を維持するために、東洋医学の知恵が活かされています。経験豊富な中医師が漢方の知恵を生かして、あなたの「自然治癒力」を引き出すお手伝いをさせて頂きます。慢性病でお悩みの方、是非コンドウ薬局にご相談下さい。当店は体質に合った漢方薬をオーダーメイドで調合致します。
日本中医学院卒業 北京・広州中医学院留学 日本自然療法学会会員 日本薬膳振興協会会員 八面蒙色研究会講師
 
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●五期と五臓の関係

◆五臓の働きが盛んになる時期と条件

肝は、一年では春に、一日では朝、盛んに働きます。この期には、肝は全身の発動しようとする働きを助けるために、外から体操や労働を盛んに行って心臓の働きを助け、発熱のもとをつくります。これは走ったときに発熱することでもわかります。体温は、夜中に低くなりますが、朝になると、今度は動くことによって加熱して体温を上昇させます。

春、そして朝は、大気中に酸素が充満しています。この酸素の大気が春や朝になると、だんだん加熱されますから、今まで眠っていた水気が蒸発して大気は湿性になります。夏も湿性ですが、、夏に比べると湿度はまだかなり少ないものです。春の温度は、平均十三度ぐらいです。肝は、加熱状態で働かされるので、冬でも部屋中をあまり暖かくしておくと、肝が働き出すというようなことが起こる仕組みになっています。また、春や朝の風向は、東から吹いて肝に多く影響します。

心の働きは、一年では夏、一日では昼に盛んで、その力は働く動力として活動します。主働は、保温と冷却です。とくに冷却の働きが重要です。ですから、冷却をしなければならない夏とか昼などに盛んになる訳です。そのほか、生活の中では働く動源にもなります。夏の大気は、水素性の湿性大気です。気温がどんどん上がっていくと、水蒸気が発生して空気中に湿気が多くなります。夏の温度は、平均二八度で、風は南から吹きます。これらの働きは、心に影響します。

脾は、長夏である土用期に盛んに働きます。一日でいえば、午後一時から三時ぐらいに当たります。脾の働きは、消化吸収をして肉体づくりをします(現代医学では、脾臓の働きについてそのように定義していないが)。また、脾と心は、強く協力して働きます。この長夏の時期は、極暑の中に涼が入ってきます。これが丁度夏から秋に変わる変化期の土用で、熱気から涼気に変化する訳です。

四季は、熱い日があったり、寒い日があったりというように、陰と陽が交錯して加えられながら変化していきます。陽が一方的に加えられた変化と、陰と陽との両方が交錯しながら加えられた変化とでは、後者のほうが変化性が大です。脾は、方位に配当すると、西南です。西南の気は一番脾を賦活し、また傷つけます。自分に守る体制がなければ傷つきますし、守る力があれば、その力を活発にさせる訳です。


肺は、季節では秋、一日では夕方に活発に働きます。肺の働きは、大気の吸入です。また、精神的な鋭気も養います。体温調整の働きとしては、秋の涼気のように、身を縮めて保温調整します。秋の大気は、窒素性の大気になります。今まで酸素を吐いていた草木が、今度は反対に、窒素を吐いて酸素を吸うような時期になります。湿度は乾燥性です。この時期は冷却されていくので、水蒸気は凝結されて行きます。秋は、減熱期です。平均温度は十六度ぐらいで、風向きは西です。

腎は季節では冬、一日では夜に盛んになります。その働きは、体液調整、体の整備をします。起居は睡眠、体温は保温調整、空気は塩素性大気です。湿度は乾燥性、温度は寒冷で、平均三度ぐらい、風向は北です。



◆一日の変化と五臓の働き

朝は、発動しよう起立しようという働きがあります。つまり、動き出そうとする訳です。その働きの動源は、肝がつかさどります。車でいえば、スタートというところです。一日のうちで、昼へ向かうときで、車でいえばアクセルを一杯にふんでいる状態で発動です。

車は走って熱くなると、冷却します。人間の体も、三十六・五度を超すと心が冷却する仕組みになっています。車は全動したあとは、アクセルを離して余動、余力で走ります。それと同じで、人体も昼すぎになると循環が楽になってきます。そうすると、体全体の代謝に余裕が出てきて、その力で消化する訳です。体や全体に使う力に余動が生じて、はじめて完全消化というものが成立します。

心とともに働く脾は、午後に活発に働きます。夕方には酸素性が少なくなってきますが、そうすると吸力が盛んに働くので肺旺になります。夕方には収斂の働きが行われます。自分の身を縮めて、精神の確立をはかるために鋭気をここで固めます。要するに、陰の力で陽の心が確立し、陽の力で陰の身が生成するのです。陽遁の働きは身を養い、陰遁の働きは心を養います。

坐禅をして自分の気を養うと言うのもそのことから判ると思います。坐禅の気は、陰遁の気であり、鎮めようとする沈の気です。陽遁は、浮動の気です。沈とか浮とかという言葉を出してくると、まず脈を想像しますが、脈は加熱状態、陽遁ですと上に浮きます。減熱状態ですと下に沈みます。そういうところで、陽遁・陰遁の考え方があります。一日の中では、夜は睡眠によって大きな休養をし、体を整備します。


◆四季における五臓の生旺墓

肝を例にとると、四季においては亥の十一月ころから“生”の状態に入り、春の卯三月には“旺”未の月の七月には働きを休止します。つまり亥・卯・未の生旺墓という訳です。心は、寅・午・戌の時間帯に働きます。寅の月は午の月に比べて活発に働いています。ただし、生旺墓の反対側は全然働いていないというのではなく、働きが少ないだけです。

◆肝=亥・卯・未
◆心=寅・午・戌
◆脾=辰・未・戌
◆肺=巳・酉・丑
◆腎=申・子・辰




 

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