漢方薬は健康を維持するために、東洋医学の知恵が活かされています。経験豊富な中医師が漢方の知恵を生かして、あなたの「自然治癒力」を引き出すお手伝いをさせて頂きます。慢性病でお悩みの方、是非コンドウ薬局にご相談下さい。当店は体質に合った漢方薬をオーダーメイドで調合致します。
日本中医学院卒業北京・広州中医学院留学日本自然療法学会会員日本薬膳振興協会会員八面蒙色研究会講師
清水寺管長、松本大圓氏揮毫 薬食同源。健康の維持には食生活が大事と説いています。
食事の量
飲食の量

前項の飲食の内容のところで、ほとんど述べつくしているので、ここでは要約するだけにしよう。飲食の量は、体力、体質、労働、運動、男女、年齢などで相違する。

@体力と食事量
A体質と食事量
B労働力と食事量
C運動量と食事量
D男女差と食事量
E年齢別の食事量

以上の分類で、食事量の相違を考えていくことができる。実際に飲食量の適否を判断するのは難しいことで、これを知るためには一定の標準を決めないといけない。標準を決める基本は、体力とエネルギー消費量である。たとえば、100の体力には100の栄養量が必要であるし、50の労力には50の栄養量を補給しなければならない。綿密な計算は不可能だが、このような考え方が基本となる。

体も大きく体格もガッチリしている人は、体力もあるし、力量もある。体が小さくきゃしゃな人は、体の大きい人より力量が少ない。飲食量にもこのような軽重の差がある。
また、太っている人は澱粉、脂肪質を始めとした栄養を、痩せている人より余計にとらなければ体力が持たない。痩せて小さい人は少なくてすむ。ただし、痩の大食いは未消化で例外である。労働や運動量の多い人はたくさに食べないと体力が保てないし、手先や頭脳を使って、体を使わない人は、少量でよい。


男と女でも量が異なるし、年齢的にも、成長期・成人期・老年期でおのおの必要量が異なる。このように、個々によって異なるが、全体の平均を考えてみよう。


・主食を米として、一食に飯茶碗に二杯(少食の部の人は一杯、重食の部の人は三杯)。
・副食は主食量に応じて、主食の約半分が適当。現代は副食量が圧倒的に多く、主客転倒しているため、脾と腎に負担が多くかかっている。

これは一例であるが、当校の小倉校長は一日一食主義で、穀類と野菜の副食で、大変に健康に暮らしている。この点からみても、現代は栄養計算にこだわりすぎて、過食している人が多い。また、過食の積み重ねで病気の原因をつくっている。色々な考え方はあろうが、一応私見を述べてみよう。

・成長期:一日三食、間食はおやつ一回。
・成人期:朝食抜きの一日二食、間食はおやつ少量一回。
・老年期:朝食抜きの一日二食で、夕食は軽く、間食抜き。

老年期で口さみしい人は、少しずつ分割して食べてもよい。量の目標は、腹八分口にして、満腹にならないこと。もう少し欲しいというところで止めるのが、その人の腹八分目の量である。また、間食と夜食は、過剰となる。


「解説」

基本となる建前と実際の本音とは、多少の違いがあるものですが、食事の問題でも、同じことがいえます。しかし、基本原則になっている決まりをまったく無視して、守らないのはいけません。原則に基づいて実践していくことが必要なのです。食事の量にしても、原則として一日に二食とか、間食なしとかいっても、一週間には、土曜日の半どんもあり、日曜日の休日もあるように、一週間に一回ぐらいは、過食となってもよいと思います。質も同じことがいえます。菜食がよいからといって、絶対動物食は摂らないというのではなく、一週間に一度ぐらいは、思いきり好きなものを食べるのも一法ではないでしょうか。

しかし、いくら日曜の休日があるからといっても、無茶な量や、下食にあたる個性の強い食質を摂りすぎてはいけません。いずれにしても、まず基本原則を知って、それに基づいて生活していくことが、中庸な生き方ではないでしょうか。しかし、体力が落ちて発病しているときは、原則に従って生活するのがよいことはいうまでもありません。健康に復帰するまでは、少しの不摂生も許されないと心してください。



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