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◆肺系統について
肺は気の源で、呼吸を主どり天気に通じている。この天気が体内に入ると「神気」「魂気」「覇気」「元気」「意気」などの名称となる。肺は鼻を主どり、全身のすべての脈(百脈)を活発にして、臭いの判別、涕、皮毛、大腸に関連し経絡の気を発している。(気管・大腸・鼻・皮膚・皮毛・経絡・冷却・上肢)
●肺の働き
肺は「呼吸」を主どるので「気」の源である。気は天気に通じているが、東洋医学でいう天気とは、天と地が交流した気のことを言います。天の気は体内に入り、「神気、魂気、覇気、元気、意気」などとなります。そしてその中で肝の気が加わると「肝気」といい、心の気が加わると「心気」といいますが、気の中心は肺気でこれを「真気」といいます。
肺の外候として、鼻・皮膚・皮毛があります。その中でも皮膚と皮毛は呼吸するさいの毛穴をいいます。“脈絡を活発にする”とは、心と協力しています。気が動くと血は引っ張られるの活発に動き、血が動けば気も動くということです。その他に、肺は臭いを分別し、涙を主どっています。肺が活発と言うことは、一日では夕方一年では秋一生では年寄りといことになります。肺は収斂を主どるので涙ぽっくなるのです。同じ涙でも若いときの涙は感激の涙で、年寄りの涙は悲観の涙です。
肺は気の源であり、呼吸をつかさどり、天気に通じている。この天気なる真気が体内に入ると、神気、魂気、覇気、元気、意気など各種の気となる。肺は鼻をつかさどり、百脈を活発にし、香臭の判別、涕、皮毛、大腸に関連して経気を発しているのである。
◆肺にはどのような働きがあるか
呼吸を主るところの気の源であるということです。気というのはもちろん、天気に通じていますが、我々がいう天気とは、天と地が交流した気をいっています。そして天の気は我々の体内に入り、神気・魂気・覇気・元気・意気など、気とつくところのすべての気の働きをしています。ただそのうちに、肝の働きが加わった気を肝気といい、腎の働きが加わればそれを腎気といっただけのことです。
その中心となっているのが肺気、すなわち真気なのです。肺の外候としては、鼻・皮膚・皮毛です。皮膚・皮毛とは、皮膚呼吸をする際の毛穴をさしています。そして百脈を活発にするとは、心と肺は夫婦舞していますから、肺は心の女房役をしている訳です。経絡、経穴が血管と併行して走行していることが割合と多いことからもそれが分かりますが、気が動けば血が動き、血が働けば気が働くというたようにお互いに拮抗しながら心と肺は協力しています。その他、肺の働きとしては香臭の判別があり、さらには涙をつかさどっています。
年をとって来ると、肺旺ですから涙っぽくなってきます。涙の多い人は肺が旺しているか、虚しているかで、中庸を欠いているのです。他の四臓に比べて中庸を越しているか、下っているかのどちらかなのです。 |
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