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●命相卜仙医(めいそうぼくせんい)の五術は同じ道
古人は人間全体を知り、天に順応してよりよく生きるため、五術を習得する必要があるとして、「命めい」「相そう」「卜ぼく」「仙せん」「医い」の学を説き術を施した。命相卜仙医(めいそうぼくせんい)の学問は〜我々を創造している天と地の文である天文・地文に見習って人文を悟り、人として生きる道を説いたのです。
◆命学(占星術・四柱推命)
命学とは、各人の力量や個性を、天の道を通じて知る天文学である。天文の星の動きによってその人の運命や力量を推察するものである。たとえば五臓の中で肺の働きが他の臓より強い人は、性質は剛健で実行力に富み、努力を惜しまない。しかし、45歳ぐらいまでは心身ともに苦労が多いが、晩年になるに従って運勢は上がり好転すると言う。このように、命学では、心身の欠点・長所・流年(りゅうねん)の吉凶などが明確に見通せる学術です。
患者を治療するとき、先天の力および後天の生活による人体の成り立つ過程を知らず、現在の症状だけで判断をすることは難いのである。もし、命学が分かれば現在の症状と合わせて診断することができ治療も容易になる筈です。現在、命学として研究されているものに、西洋では占星術、東洋では四柱推命で両方とも、命の力を推察する天文学です。
命学とは命を運ぶ方法である。
命とは命のことです。つまり、自分のことである。自分が誕生して死ぬまで生活をする・・・・その誕生から死までの間を『人生』とか『一生』などと言うが、人は好むと好まざるとに拘わらず、その道を生から死という方向に向かって進んで行くのが宿命です。男性、女性に生まれたのも宿命なのです。生から死に向かって進む場合、私たちは何かによって自分を運んで行かなければ成らなず、それは”運び”です。つまり、命を運ぶ〜運命のことです。同じ道にも坂道、じゃり道、舗装された道と種類は多いが、方向は同じである。どの道を行くかは、それは自分の素質や体力を抜きにしては考えられないのです。その為には、自分の定められた命を知らず、道を決めることは出来ないのです。
ところが、実際には運んでいるから不思議です。車で言えば、ボディーの大きさ、エンジンの性能を知らず運転しているのと同じです。小宇宙を相手に、その中で医術に入ろうとしている者は、最低限度のことは知る必要があるのです。車を知らず車を整備できないように、人間を知らず人間の整備、運命の整備士になれる筈がないのです。
命学とし、占星術と四柱推命があり、四柱推命とは四つの柱、年・月・日・時の事です。この四つの柱に共通するものは”時間”です。要するに、この四つはすべて時間を計る符号のことです。星の位置を知るのが時間です。時間によって、太陽を中心とした星の拮抗関係を表示させる位置が違うのです。人は、全部違った星の位置の元に生まれて、違った引力関係で生きていると言う事です。
昭和十八年一月十五日生まれの男性の五行です。
癸 癸 壬
酉 丑 午
火(1)・土(1)・金(1)・水(3)・木(0)
この男性は、水の日に生まれ、臓器では腎が強いほうです。生まれた時間が不明です正確ではありませんが、木がゼロで、生まれつき肝系が弱いと見ます。心、脾は普通です。人は弱い臓器を守ろうとし、反対に強い臓器を酷使します。そうすると結果的には、強い臓器が反って病むことになります。
パッと見ると、男女は一目で分かります。それは表面的なことで、よく見ると男女それぞれ違います。もし、付き合いが深ければその違いが分かる筈です。表面から見ると同じように見えても実際には顕著な違いがあるから、人間のトラブルもあるのです。あるときは、全体的に見たり細かく見たりすることが必要で、その為には相手を知る事が大切です。
四柱推命を研究すると、宇宙の天文学であることと、宇宙の時間であること気づく筈です。宇宙の時間は巡り廻っており、誰もストップさせることは出来ないが、人は便宜上、一時ストップさせて考える。西洋では、同じような考えから占星術を用いてます。占星術のほうが古く歴史がありますが、本当の占星術は大変難しいものです。わたし(忘年)は、四柱推命を習いましたが、余りにも東洋医学の考えと共通点があるのに驚きました。しかも東洋哲学の思想を両方とも重要視しており、角度は違っても同じ考えです。
◆相学
相学とは、形を観てその形をつくっている気、その形が本来持っている気の性質を知る学術で、主に人相・手相・体相・家相・墓相・色相・形態相・印相・姓名判断などと、八面・蒙色・舌診などがある。日常生活でこれらの学術を知っていれば、自分の力量を知り、患者の容体を知る事で、常に治療しやすい立場に立つことができるのです。
人相や手相、体相などの形相からも、現在の体力・精神力・個性を知る事ができれば、すべの事にあたって容易に判断することが可能である。たとえば、耳が小さく薄い人は腎気が弱く、従って夜遅くまで起きていたり、冷たいものを飲んだり、甘いものを好んで食べていると、弱い腎気をますます傷つける。また、皮膚表面に現れる気色・血色(蒙色)からも現在の状態が分かる筈である。このように、相学では、顔面の形相や気血の色、活気などから患者の性質・体質まで看ることがことができるのです。
見る:観る:視る:看る:診るの違いは?
◆形を見て”気”を知る
相というのは、”象”と言うことです。形〜要するに目に見えるものです。働きというものは目に見えません。従って、気の変化したものは見える筈です。形は気から成っているいて、気と形は相関関係にあり、その関係を『相気相関』と言う。気と形は関連しているので、目に見える形を見れば、その形を作っている働きが分かるのです。
人相を見ればその人の性質・体質・体力が分かると言うことです。風は見えないが、木の葉の揺れで風を感じることができる筈です。したがって、どんなものでも、その作られた働きや生理を見るとわかるのです。人相や手相で、その人が分かるのも当然です。その意味から、命学を知らなくとも、相学があれば、その人のすべてが分かります。命学と相学の両方あれば更によくわかります。命学は中から外に向かって見て、相学は外から中を見ようとしているのです。譬えば、出来上がった芸術品を外から見ることで、作品の製造過程や作者の気持ちを汲み取ることと同じである。
東洋医学には、”望診”という相学がありますが、相学の専門家からみると内容的には非常に浅く、素人から一歩でた程度のものであると言う。相学の中でも、八面蒙色は大変優れており臨床に役立つ学問であるから、手相や人相が分からなくても、八面蒙色だけで十分である。
◆卜学ぼくがく・易経(八卦はっか、はっけ)
卜学とは、命学とおなじように、天文からなる大気の作用を始め、地上の事物の生成の真理を理解しやすく象形化し、それらを詳細に表すため経文で著している。人体の生成段階において、卵巣から排卵された卵子がラッパ管の中で精子を受精すると、その瞬間から2つに分裂し、それが4つに分裂、更に8つ、16、32、64と次々に分裂しながらラッパ管を下り、6分解、64分裂したところで子宮体に着床する。
この状態は、易経の六十四卦の生成の順序とまったく同じである。これは、天文の働きが我々に六十四気の働きを与えている證拠で、易の六四卦は天地の真理を説く鍵であることが分かる。古人が”古典を知らんと欲せば、先ず易を修めろ”と説いています。
”卜”は天文からなる。”卜”とは占いの意味である。当たるも八卦当たらずとも八卦と言う言葉をよく聞く。占いは、理路整然としたもので、天文とそれを受けて生成している地文、この二つから成立している人文を知るためのものです。ここで言う『文』とは”あや”と読み一般に使う言葉では『織り成せる文』と言うように使う。
人文を知るために、我々を作っている元の天文、地文を知る必要があり、天文・地文を分かりやすく解説しているが『易経』です。具体的に命相はどのように使われているかと言うと、命学でその人の生まれつきの性質・体質・体力がわかります。相で、現在の体質・体力・性質がわかります。このような症状が出た過程で、このような生活をしたのだろう。という時の運行(流年)が分かるのが卜である。
◆仙道
仙道とは、大自然に順応し心身を健全にして、人生をよりよく生きるための道で、養生法・健康法のことを説いている。現代では、養生術、神仙術、道家思想の3つの柱を立てて導かれている。中国に古くから発達したのは養生術で、導引法・服気法・辟殻法(へこく)・食餌法(食事療法)・房中法(セクッス法)などがある。
導引法・・・・気功、体育などの運動療法。
服気法・・・・呼吸療法。
辟殻法・・・・断食療法。
神仙術は、不老長寿を目的としたもので、巫術(ふじゅつ)・呪術(しゅじゅ)、不老長寿薬の製造など、長生きの方策を考える学術である。道家思想は、老子、荘子、列子、准南子(えなんじ)などの思想家の言う処生哲学である。本来の仙道は、自然界と同体し、天食・地食・人食を完全に消化吸収して、天与の寿命を全うするために説いたいもである。真の医道を会得し確立するには、命相卜仙の術を基礎として、その上に医術を活用することが必要である。
人間の五本の指と同じで、一指だけでは十分な働きをすることは出来ず、他の四指があって初めて、自由自在に指の働きが出来ることと同じである。命とは、宇宙天文の力によって作られた一つの表示である。表示を見れば作られた過程、そのものの性質・体質が分かって来ます。それが『命学』です。命学では、その生から死までの間をどの方法で行くか、と言うことも大体示されています。
◆命学
その人の先天性、生まれついた体力・体質・性質を知ることで、臨床においても、予防と予後を推察することができます。
◆相学
望診として、現在の体力・性質などと、先天との比較によって病気の軽重を判断することができます。
◆卜学
春夏秋冬24時間の自然の律動によって、先天力・後天力の盛衰の気の運びが分かります。
◆仙学
自然に合った、正しい生活、食事、養生法を施すことで、病気の予防や治療に用います。
◆医学
以上の四つの術が分かって、更に処方を施すことで完全な治療が出来ることになります。 |
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