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味覚障害

 
味覚障害は和食離れで、お米を食べる量が減ったために、亜鉛が不足しているのが原因だといわれており、病院の治療では、症状の解消のために亜鉛製剤が投与されています。


 味覚障害に陥る原因は、いくつか考えられます。舌に異常がある場合や風邪をひいて嗅覚が鈍っているケースもありますが、原因のトップは亜鉛不足だと言われています。

 味覚を感じるのは、舌や上あごにある
味蕾(図みらい)という器官。舌の表面を覆っている白いぶつぶつした突起物を糸状乳頭(図しじょうにゅうとう)といい、その中にあるぽつぽつした赤い部分を茸状(じょうじょう)乳頭といい、その中に味蕾はあります。

味蕾は舌の奥のほうの10個くらい逆V字型に並んでいる大きないぼいぼ
有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)の中や、舌の両側のつけ根に赤く盛りあがって見える葉状乳頭(ようじょうにゅうとう)と呼ばれる部分や、上あごの奥の口蓋垂(いわゆるのどちんこの上の部分)にもあります。

 味を感じる細胞は、
短い周期で新しく生まれ変わっており、そのためにはたくさんの亜鉛を必要とます。亜鉛が不足すると細胞が生まれ変われなくなってしまい、味覚障害を引き起こしてしまうのです。
味覚障害の症状
味覚減退・味覚消失 味の感じ方が鈍くなったり、味を感じなくなったりする
異味症 本当は甘いのに、苦く感じるなど、違った味を感じる
自発性異常味覚 口の中に何もないのに苦味や渋味などを感じる
乖離性味覚障害 甘みだけがわからない
悪味症 何を食べてもいやな味になる