日本中医学院卒業 北京・広州中医学院留学 日本自然療法学会会員 日本薬膳振興協会会員 八面蒙色研究会講師 |
直腸と肛門の構造働き | ||
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直腸・肛門は消化管の終末部に位置し、排便機能と深いかかわりをもっています。歯状線によって肛門と分けられます。すなわち、歯状線より上方口側で第2仙椎下縁までが直腸、下方肛側で肛門下縁までが肛門になります。一方、直腸終末部から肛門下縁までは肛門管といわれ、各種筋群によって骨盤に支持固定されています。 排便に際しては、絶妙な神経反射が協調的にはたらき、便を知覚し、各種筋群の弛緩、収縮が行なわれ、順調に便が排出されることになります。 歯状線より上方では自律神経支配で痛みがなく、歯状線より下方では脊髄神経支配となり痛みを感じます。したがって、痛みがあるかないかで、ある程度病気の診断ができることになります。 たとえば、歯状線より上方にできる直腸ポリープ、直腸がん、直腸周囲膿瘍、内痔核などではふつう痛みがありません。 一方、歯状線より下方にできる外痔核、裂肛、肛門周囲膿瘍、肛門がんなどでは強い痛みを感じます。また、この領域の直腸・肛門疾患でもっとも多くみられるのが内外痔核、次に肛門周囲膿瘍・痔瘻、その次が裂肛で、これらが3大肛門疾患ということになります。 |
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排便の仕組み | ||
飲食物が腸の蠕動によって結腸に移動し、S状結腸にたまってきます。朝食をとると、胃が拡張し、胃結腸反射がはたらき、腸の蠕動運動が高まって、S状結腸にたまっていた便を直腸に移動させます。すると、直腸内圧が高まり、歯状線付近の知覚神経が刺激されて便意をもよおし、括約筋などが弛緩・収縮して便が排出されます。 | ||
悪化させない工夫 | ||
肛門疾患をもっている人は、体質的、日常的な問題があります。体質的問題の改善はなかなかむずかしいものの、日常的な問題は改善しうるものなので努力が必要です。直腸・肛門疾患の予防と保存的治療の要点は、肛門部にできるだけ負担(うっ血、充血)をかけないことです。 (1)肛門に負担のかからない理想的排便習慣を身につけること。 (2)肛門部に力のかかる体位および状態をできるだけさけること。 (3)肛門部をつねに清潔に保つこと。 以上の3点が基本となります。具体的に注意することは、排便は数分で済ませ、いきまないこと、便秘・下痢をしないこと、長時間同じ姿勢でいないこと(座りっぱなし、立ちっぱなし)、冷やさないこと、アルコール・刺激物は適度にすること、毎日ふろに入り、いつも肛門部を清潔にすることです。このなかでもっとも大切な点は、肛門に負担のかからない排便習慣をしっかり身につけることです。 |
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