日本中医学院卒業 北京・広州中医学院留学 日本自然療法学会会員 日本薬膳振興協会会員 八面蒙色研究会講師 |
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痔瘻 | |
原因 | ||
肛門周囲膿瘍が進展すると痔瘻となります。しぜんに破れて肛門周囲の皮下に排膿するもの、または切開排膿されたもの、直腸・肛門内に破れて排膿するもの、細菌の入り口である肛門小窩へ逆に排膿するものなどがあります。 このようにして直腸・肛門内に細菌の入り口(一次口)、肛門周囲皮下に膿の出口(二次口)をもつ瘻管がつくられることが多く、ときに直腸・肛門内に一次口、二次口をもつ瘻管がつくられることもあります。このような瘻管がみられるものを痔瘻といいます。 |
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症状 | ||
ふつうは瘻管を硬い小さい塊として触知したり、つっぱる感じがしたり、違和感を感じたりする程度で痛みはほとんどありません。しかし、炎症が再燃すると発熱、腫脹、疼痛が出現し、再び排膿するようになります。 また、ときには炎症がほかの部位へ進行し、新たな部位へ排膿することもあります。そして、長期間放置し炎症がくり返しみられるものでは、深部に複雑な瘻管をつくったり、まれに瘻管からがんが出現してくるものもありますので注意が必要です。瘻管の走行により、単純なもの、複雑なもの、深いもの、浅いものなどさまざまな型の痔瘻がみられます。肛囲触診、肛門内指診などをていねいに行なうと、痔瘻の型がだいたい判断できます。また、痔瘻は、乳幼児や青壮年の男性に多くみられるのが特徴です。 |
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治療 | ||
痔瘻を根治させるには手術が必要です。痔瘻を放置すると、炎症をくり返し、深部複雑痔瘻へと進行したり、まれにがん化することもありますので、できるだけ早期に手術をするのが無難です。現在では、手術によって肛門機能を損なうことなく、根治できます。また最近では、肛門括約筋温存術、筋肉充填術などの肛門保護手術も盛んに行なわれています。 痔瘻の予防には、漢方薬以外は確定的なものはありませんが、便通をととのえ、毎日入浴し、清潔にしておくことは重要と思われます。下痢がつづいた後で炎症をおこすことが多くみられますので、とくに下痢には注意したほうがよいでしょう。 |
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