日本中医学院卒業 北京・広州中医学院留学 日本自然療法学会会員 日本薬膳振興協会会員 八面蒙色研究会講師 |
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中医学からみた頭痛 | ||||||||
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現代医学から見た頭痛 | |||||||||
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頭痛あれこれ | |||||||||
慢性の頭痛や片頭痛は、その真の原因は、現代医学的にもまだ明らかにされていません。 したがって、発作の一時おさえ以外に、根治的な治療法はまだ確立されていないのが現状です。ところが、これを漢方で治療すると、根治しない例のほうがむしろ少なく、およそ80%までが根治に至っています。それも、10年も20年も続いた頭痛が、場合によっては40年も頭痛もちであったものが、服用を始めて早ければ2〜4週間、遅い場合でも半年くらいで、それこそ拭うが如くに消え去って、非常に喜ばれる例が多いのです。 |
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頭痛は、急性と反復牲・慢性に大きく分けられる | |||||||||
中医学では、頭痛を急性のものと、慢性・反復性のものに分けて考えます。急性の頭痛の原因は、かぜや感染症、精神的なストレスによる極度の興奮のほか、ケガや腫瘍、血管障害といった、頭の中の障害による頭痛です。 かぜや感染症、ストレスなどによる頭痛は、原因となる病気が治ると自然に消えて、くり返したり慢性化することはありません。 ただし、突然強烈な痛みに襲われ意識がはっきりしなくなったり、慢性の痛みが急に強くなったり、頭痛が頻繁に起こるようになるときは、脳卒中や脳腫瘍といった、命にかかわる病気に関連することがありますにで、医師の診断を受けて下さい。 |
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内臓の機能が失われると頭痛がくり返したり慢牲化する | |||||||||
急性期にしっかり治すことができなかったり、そのほかのからだの異常が原因となって、からだの活動の中心である五臓のいずれかが傷つけられると、頭痛がくり返し起こったり、慢性化するようになります。 反復性・慢性の頭痛は、外から侵入したり体内の異常によって生まれた病因物質といった、身体に不要な物によって頭の活動が妨げられたり、五臓の機能がおとろえ、全身の活動に必要な基本物質が不足することによって、頭が十分に栄養が行かなくなるために起こります。からだの機能のおとろえに、不要な物がつけ込んで起こるタイプ、からだの機能おとろえによる栄養不足が原因となって起こる頭痛は、身体の弱いタイプがあります。 |
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現代医学から見た頭痛 | |||||||||
頭痛はどこで、なぜ起こるのか 現代医学では、頭部の痛みすべてを頭痛といいます。頭痛を起こす部位はさまざまで、目・耳・鼻・頭皮など、首から上にあるものは種々の疾患で頭痛を起こします。頭蓋の外のものでは、程度の差はあれ、おおむね痛みを感じますが、頭蓋内で痛みを起こす場所は比較的限られます。 ○頭痛の原因 @頭蓋内外の動脈の拡張 A頭蓋内の大きな静脈やそれを被う硬膜の偏位 B脳神経・頸椎神経の圧迫・牽引あるいは炎症 C頭部や頸部の筋肉の、随意あるいは不随意の痙れん・炎症・外傷 D髄膜の刺激および頭蓋内圧上昇という、5つの原因のいずれかによって起こると考えられます。 悪性の頭痛か否かを見分ける 頭痛は自覚的でありふれた症状なので、診断においては問診が重要になります。まず、痛みの性質や部位、持続時間と程度の変化などの面から、機能的な原因で起こるものか、器質的な原因で起こるものかを判断する材料にします。器質的な原因で起こる頭痛には注意が必要です。脳腫瘍やくも膜下出血など、生命にかかわる病気がひそんでいることがあるからです。現代医学では、このような危険な病気による悪性の頭痛を見落とさないことが重視されます。 増悪したり、極端に激しい急性の痛みに注意 最も危険なのは、髄膜炎やくも膜下出血による頭痛です。頭全体、特に頸部に深く強烈な痛みが継続します。痛みが継続したり頸部がこわばるなど髄膜刺激による症状をともなうときは、精密検査を行う必要があります。脳腫瘍も生命にかかわる病気です。痛みが数分から数時間続き、夜中に目が覚めることもあります。次第に増悪したり、頭蓋内圧充進による嘔吐をともなうときは、CT検査を行い、腫瘍が確認されれば、手術を行います。 |
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頭痛の診断と治療 | |||||||||
@高血圧や更年期障害に伴って起こるものは長い時間をかけて作られる A高血圧や更年期障害にともなう頭痛は、複雑なメカニズムで起こる Bかぜが吹く前に起こりやすい頭痛 C消化器の衰えによって、不要な水毒が起こす頭痛 D血行の停滞で起こる固定性の頭痛 E消化吸収機能の低下で起こる頭痛 F滋養の不足によって起こる頭痛 G生命のエネルギーのおおもとが不足して起こる頭痛 |
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