日本中医学院卒業 北京・広州中医学院留学 日本自然療法学会会員 日本薬膳振興協会会員 八面蒙色研究会講師
 
 
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蕁麻疹(ジンマシン)
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 からだのあらゆるところに突然現れ、突然消える尋麻疹。その原因は、食べものだけではなく、さまざまです。急性の尋麻疹は、比較的治療しやすいのですが、治療を誤ったり、くり返すと、慢性化して治りにくくなるので、油断はできません。
・蕁麻疹の七割は原因がハッキリしない    ・生理機能と栄養素の調和が健康を保つ
・病気は、生理機能と病因が戦うために起こる ・蕁麻疹は生理機能と病因の勝負がつかない状態
・皮膚の防御能力が落ちる理由         ・蕁麻疹の主な病因は風という
・慢性に蕁麻疹は病因が複雑にからみあって起こる

 
現代医学による蕁麻疹の診断と治療
蕁麻疹の七割は原因がハッキリしない

 
現代医学では、痒みをともなう赤い発疹が突然現れ、数時間で消えるものを蕁麻疹と診断します。このとき、皮膚は、真皮の血管が拡張するとともに、血液中の血漿成分がにじみ出た状態になっています。また、主な症状としては、痒みや局所の熱感のほか、患部の膨張、声枯、むかつき、気分の不快感、頭痛などがあります。


蕁麻疹の主な原因

@薬物
A食品(魚、乳製品、大豆製品、パン、ケーキなど)
B食品添加物
C吸入抗原(ほこり、花粉など)
D虫毒
E物理的刺激(ひっかき傷、日光寒冷、温熱など)があります。

蕁麻疹のタイプ
@薬物や食品、吸入抗原によって起こる蕁麻疹で、四週間以上続 くものを慢性と診断します。
A発汗によって起こる蕁麻疹は、運動や入浴、興奮、食事が発病の引き金となります。
B物理的刺激は、ひっかいたり、日光、冷たい風、熱に当たる、水にふれるなどが原因です。

症状と検査によって原因を特定して治療を行う
 蕁麻疹の治療は、皮膚症状や他の症状をもとに行うほか、いくつかの検査を組み合わせて行います。しかし、原因を特定することができない場合は、「食事日記」のように、日常生活の記録をとり、蕁麻疹の起こるパターンをしぼりこみながら、原因を特定する方法もあります。治療薬として最もよく使われるのは、抗ヒスタミン剤です。特に急性の場合は、原因が特定できなくても、ア レルギー反応を防ぐことはできるので、かなり効果があります。ただ、眠くなるので、生活に支障をきたす恐れもあります。

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中医学の考え方
生理機能と栄養素の調和が健康を保つ

 からだの活動は、栄養素を消費することによって健康を保ちます。この生理機能の面を「働き」といい、その基礎となる栄養素を「物」といいます。働きと物は消費して働くと同時に、働きによって物がつくられます。健康な状態では、このサイクルが正しく行われています。

 しかし、なんらかの原因で働きが亢進すると、物が必要以上に消耗されて不足する状況が起きます。この状態では、からだは熱に傾き、働きは物を消耗するだけで、物をつくることができないので、物はますます少なくなります。

 こうした悪循環をくり返すうち、ついには生命の根本まで損なうようになります。このような性質をもつ働きを別名で壮火(そうか)といいます。壮火は、すでに正常な働きを失い、病気の原因となります。血液の循環を乱し、血液の成分を変えて調和を乱し、病気をひき起こします。このとき、皮膚にも変化が起こりますが、これも蕁麻疹を発生させる原因になります。
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病気は、生理機能と病因が戦うために起こる

 中医学では、病気は、健康を維持する抵抗力と、抵抗力を壊す、働きと物の調和を乱す体に不要な物との戦いと考えます。免疫力が勝てば不要な物は追い払われ健康を回復しますし、不要な物が勝てば病気はますます重くなって、ついには死に至ることもあります。


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蕁麻疹は生理機能と病因の勝負がつかない状態

 
蕁麻疹は、抵抗力と不要な物の力が拮抗して勝負がつかないため、症状が皮膚にとどまっている状態といえます。不要な物を追い払うには抵抗力の力が不足しており、しかも、からだの奥深く侵入してより重い病気を起こすほど不要な物の力は強くないという状態が、蕁麻疹として現れていると考えます。したがって、抵抗力の不足が主な原因となって起こっているのか、不要な物の性質が執拗すぎるために起こっているのかを見分けて治療を行ないます。

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蕁麻疹が起こるからだの状態と主な病因
皮膚の防御能力が落ちる理由

 
皮膚は、環境に応じて、緊張したり緩んだりします。それにしたがって汗腺を開閉したり、皮脂腺の分泌によって皮膚に潤いと栄養を与えながら、体温を調節し、外から病因が侵入しようとするのを防いでいます。 中医学では、このような皮膚の生理機能を、免疫力の中でも特に営衛の気といいます。そのうち、「衛気」は、機能の面を受けもっています。衛気は、血液中の栄養物質によって支えられており、これを「営気」といいます。皮膚を正常に保つためには衛気と営気の調和が必要なのです。 なんらかの原因で衛気と営気の調和がくずれると、邪気が侵入しやすくなるだけではなく、邪気を追い払う力も低下します。衛気と営気の調和がくずれたり、衛気や営気が不足することは、蕁麻疹を発生させる重大な要因となりますから、見逃してはならないのです。

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蕁麻疹の主な病因は風という

 
蕁麻疹の主な症状は痒みです。また、急性の蕁麻疹の多くは、突然現れ、突然消えます。このような症状を起こす原因を、中医学では「風邪(ふうじゃ)」と呼びます。風邪は、「六淫」(風・寒・暑・湿・燥・火)と呼ばれる病因のひとつです。 風邪(ふうじゃ)のうち、細かく肉眼では見えない大気中の物質や、風による体温の急激な変化といった病因は「外風(がいふう)」と呼ばれます。また、体内の病理変化によって、血液の成分や体液の成分のバランスがくずれ、体内が慢性の脱水状態になると、風が生まれます。これを「内風(ないふう)」と呼びます。内風というのは、からだの大小の筋や筋膜の栄養と潤いが失われるために起こる痙攣や攣縮さします。これが微細な血液の循環を乱して、さまざまな病態を発生させます。

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慢性に蕁麻疹は病因が複雑にからみあって起こる

 慢
性に経過する脱水状態のうち、血液の成分の異常によって風が生まれることを「血虚生風」といい、体液の成分の異常によって風が生まれることを「陰虚燥風」といいます。これらの風は、微細な皮膚の血液の循環を乱して、蕁麻疹をひき起こすようになります。また、普段から美食を続けたり、お酒を飲みすぎたり、エビやカニ、魚や肉などを食べすぎたり偏食をしたりして消化器に負担をかけすぎると、消化しきれない飲食物が余分な水分となってたまります。 水分は時間の経過とともに熱を生み、熱と結びついて「湿熱」という邪気となります。湿熱は、胃に炎症を発生させ、血行の異常をひき起こします。これも蕁麻疹の原因となりますが、このようなメカニズムを「湿熱生風」といいます。
からだからの合図より

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