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ガラス細工の基本 -ガラス細工 2時限目-

  1. ガラス管の切り方
    基本図1

    やすりで一本のキズをつける。キズをつける位置の近くを必ず持つこと。そうしないと、ガラス管が折れて危険である。

    下矢印
    基本図2

    キズを外側に向け、キズの裏側に親指を当てて、引っ張るような感じでガラス管を折る。両手をはなしすぎるとキズをつけていないところで折れてケガをする。

    [折りにくい場合(管の端付近や管が太いとき)]

    基本図3

    十分に熱したガラス管をキズの端に当てると、ひびが入って割れる。熱した先が太すぎるとうまくいかない。うまくいかなくて何回も繰り返すときは、キズをいったん冷やしてから行う。

  2. ガラス管の持ち方・・・すべての基本
    基本図4

    親指と人差し指を上手に使う。右手は支える程度にする。
    ガラス管全体を回転させながら熱する。柔らかくなってきたときに、右手と左手の回転を合わせないと管がねじれてしまう。

  3. ガラス管の熱し方
    基本図5

    還元炎の上で熱する

    基本図6

    炎が赤くなってくると、ガラス管が柔らかくなる

    炎の強さと大きさは細工の内容に最も適したものに調節する。強ければよいというわけではない。

  4. 引きのばし 基本図7

    十分熱して柔らかくしたのち、炎の外に出してゆっくりとまっすぐに引きのばす。加熱不足で急に引っ張るとうまくいかない。伸ばしすぎると目をついたりして危険である。よく見ながら引っ張ること。

    細くなったところを折ると、管を切れる。ガラス管を切るのによく使う方法である。ガラス管を切るときは、炎の中で引っ張ることもある。