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  1. 授業科目
    • 1991年度3年次の化学(3単位)
    • 1講座(男子12名、女子5名)
    • 特定の化学分野とは関連させず9時限
  2. 授業内容(実験は1人に1つバーナーを与えて行った)
  3. 評価の方法
    • 毎授業時での評価・・・5点×9回

      [評価のポイント]

      • 実技が中心である。授業に遅刻していないかどうか。
      • 後片づけも実験である。後片づけをきちんとしているかどうか。
        • バーナーの火を止め、元栓をしめカチットをはずす。
        • バーナーを前の箱へ返却する。
        • 机の上や下の小さいガラスをそうじし、ガラス専用くず入れに捨てる。
        • 自分の缶(道具などを入れるもの)の中に道具と必要なガラス管を入れ、前へ持っていく。

          道具は、平やすり、ピンセット、マッチ、素焼きの板(タイル)、テーブルホーキ、テーブルチリトリ

      • 前向きな気持ちで実験に取り組んでいるかどうか。
      • うろうろ立ち歩いたりせず、態度はよいか、など。
    • 提出物の評価・・・10点×4作品
      • スポイト、同径管の接続、試験管、U字管の4作品
      • 肉厚管、アンプル管は、プロパンガス使用のためバーナーの火力が弱くうまくできなかったので、評価から省いた。
    • 学年末考査(実技試験)・・・15点
      • 通常の定期考査日に30分間で行った。
  4. 授業の結果
    • 器用な生徒とそうでない生徒との差が大きい。筆記試験の成績とは評価の良し悪しが一致しない。
    • 実技試験の終了間際に作品が割れてしまって、評価が低くなってしまった生徒がいた。
    • プロパンガスを使用しているため火力が弱く、硬質ガラスがなかなかとけない。このため、肉厚管、アンプル管ができなかった。
  5. 今後の課題
    • 実技試験でうまくできない生徒がいらいらしてしまい、試験監督の教員とトラブルになりかけた。試験の雰囲気を出すため、試験監督を他の教員にも依頼したが考える必要がある。
    • プロパンガスの場合、軟質ガラスの方が良かったかもしれない。ただ、すぐやわらかくなるので形を保つのが生徒には難しい。
  6. 参考文献
    • 千原秀昭編,"物理化学実験法 第2版",東京化学同人(1980).
    • 化学同人編集部編,"実験を安全に行うために(改訂版)",化学同人(1977).