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やけどや外傷を負ったときの救急法 -ガラス細工 1時限目-

  1. 一般的な注意事項
    1. やけどに注意

      ガラスは熱くても、見ただけではわからない。

    2. 手を切らないように注意

      つねに細心の注意をはらう。

    3. ガラスの先でつかないように注意

      最悪の場合、失明する。

  2. 救急処置
    1. やけど
      • とにかく直ちに冷やす。
        • 数十分間冷やす。冷やし始めるのは早いほうが良い。
        • 水ぶくれはつぶさないこと(感染症を起こす)。
      参考 やけどの深さと症状
      深さ症状治癒
      Ⅰ度赤くなる数日でなおる
      Ⅱ度赤くなり水ぶくれ2週間ぐらいでなおる
      Ⅲ度黒っぽくなるやけどのあとが残る
    2. 外傷
      1. まず、傷口を洗浄、消毒する。
        1. 水で洗浄する。
        2. ガラスなどの異物を取り除く。

          押さえて刺すような痛みがなければ、たいていの場合ガラスは取り除かれていると思ってよい。

        3. 水で再び洗浄する。
        4. オキシドールで消毒する。
      2. 次に、出血部分を圧迫する。
        1. 動脈でも静脈でも、直接傷口を押さえて血を止める。
        2. 動脈の場合は止血点を圧迫すると効果がある。骨に向かって圧迫するとよい。
      3. 次に、ガーゼを当てる。

        2~3日すると傷からうみなどが出て、ガーゼが傷にくっつく。こんなときは、オキシドールでガーゼをしめらせてからゆっくり取り除く。その後、うみなどを脱脂綿で取り除いて消毒し、ガーゼを当て直す。