- 授業科目
- 1997年度3年次の生物Ⅱ(2単位)
- 1講座(男子13名、女子5名)
- 2時限連続の授業
- 古生物と進化に関連して1時限
- 授業内容
- 本授業の前
- 生物の進化を相対年代と関連させて順に説明した。
- 恐竜について基本的な説明を行った。
- 生徒が実際に歩行したときの歩幅と速度を測定し、歩幅と歩行速度の関係を求めた。
- 恐竜の足あと群から恐竜の歩幅を求め、歩行速度を計算した。
- 本授業
- 恐竜の足あと群とそれからわかる歩行速度から過去に起こった出来事を推定した。
・・・推定の条件と生徒の推定
- 恐竜の足あと群とそれからわかる歩行速度から過去に起こった出来事を推定した。
- 本授業の後
- 映画「ジュラシックパーク」を見た。
- 本授業の前
- 授業の結果
- 推定の条件、とくに歩行速度や歩行の向きをあまり考慮せず推定した生徒が多かった。
- 恐竜を擬人化して童話のようになり、科学的な物語にならなかった。
- 恐竜と火山の噴火がイメージとして結びついている生徒が多かった。
- 生徒の発想が少し分かっておもしろい。
- 今後の課題
- 科学的な条件のもとで自由に発想するという点が不十分だった。自由な発想のみで科学的な視点が欠けてしまった。条件をもう少しはっきりと生徒に提示する必要があった。
- 参考文献
- R.M.アレクサンダー,"恐竜の力学",pp.43-61,地人書館(1991).