TOP PAGE              |ご相談の方法店舗紹介漢方Q&A宅配のご案内個人情報保護  
 
 
 
尿管結石の排石も体質が大事です。相談フォームにお進み下さい。
 


■当店の治療方針

■食べ物の話し
■民間薬と漢方
■薬膳の話し
■生薬の安全性

■舌診
■免疫と食事
免疫と漢方薬
免疫の仕組み
免疫力を高める生活
■牛黄1
■牛黄2
■鹿茸の話
■水毒とは
■体温の話
■循環障害とお血
■生活習慣病




身近にある食べ物が漢方の原料です。
身近な食べ物と漢方薬

最高のサプリメント、サフラン

■味覚障害
■処方解説
漢方豆知識
■参考資料

 尿路結石

5日の服用で排石した尿管結石(約5o)

 

 尿路結石は、ときに激烈な痛痛発作を起こし、手術せざる得ない状態にも至りますが、漢方治療を行うと、発作の回数も次第に減り、発作時の痛みも軽減して、ついには石が排出される例もしばしばあります。手術の前に、一度試みてみると良いでしょう。

 漢方では、証に従って薬方を使い分けるのが原則です。
漢方薬の服用によって排出された結石を見ると、まれに硬い状態のままの石もありりますが、多くは軽石状、ないしは海綿状になっています。上記の写真は私自身が経験したものです。(2009年7月30日)

 発作の痛みが激しい場合に、頓服的に用いるのもあります。激烈な疝痛発作も、数分ないし数10分で治まる場合もあります。ただ、これらの薬方は、鎮痛作用が主体で、結石そのものの治療にはならないため、痛みが鎮まったのちは、証に従って選び用います。


 漢方薬に、ウラジロガシ、カキドオシを各1日分20g〜30g加えて煎じるとさらに効果があります。


 ウラジロガシは尿路結石のみならず、胆石から歯石・唾石まで生体内に生ずるあらゆる「石」を溶かし出す効力をもつと昔から伝えられる民間薬です。漢方治療とウラジロガシ、カキドオシをあわせて服すると治療を早めます。



 

ウラジロガシ



カキドオシ

→参照下さい。


石とウラジロカシ

難波恒雄先生監修の「原色和漢薬図鑑」によると「コレステロールおよびステアリン酸カルシウムからなる結石は、ウラジロガシの葉および小枝の10パーセント水浸エキス中に浸しておくことにより脆弱となる」。

 また「ビリルビン酸カルシウムおよびステアリン酸カルシウムからなる結石は、同様の処理により50〜90パーセント溶解し、完全溶解するのもある」という記述があります。

また、各種の実験でもウラジロガシ茶の成分、カテコナール・タンニンがカルシウムを溶かすことが確認されています。


 
胆石、腎結石、尿路結石などの民間治療薬として知られています。本来、胆石症に効果があるということから研究されましたが、現在では尿路結石にも応用されています。尿路結石にはカキドオシ(連銭草)と配合して服用し、ウラジロガシエキスは尿路結石の治療薬として医療用に用いられています(ウロカルン)。

 

(原因)

 尿路結石の原因は複雑で、正確なことはわかっていませんが、一ついえることは、代謝異常や腎臓での排泄障害などから、尿中に過剰に含まれるようになった結石形成物質が析出しやすくなるために、結石ができるということです。

 たとえば、副甲状腺機能亢進症という病気のときにはカルシウムが、痛風のときには尿酸がそれぞれ尿中に過剰に排泄されることがあります。

 次に、尿のpH(ペーハー)がかたよるとき、尿路の細菌感染の際に、尿が強いアルカリ性となり、リン酸塩が析出しやすくなるために結石ができることがあります。さらに、尿の出が悪いときや尿の濃縮があるときも、結石成分が沈殿しやすくなって、結石の形成が促進されます。

 正常な尿の出が妨げられる場合としては、尿管や尿道の狭窄、前立腺肥大症、神経因性膀胱など、いろいろな疾患があげられます。また、尿路に異物があるときも結石の形成が促進されます。しかし、尿路結石形成には、ほかにも多くの因子が複雑に絡みあいながら関与しているので、結石の原因を特定できない場合もあります。

(症状)
 
症状は結石が尿路を閉塞したり、刺激したりするために生じると考えられ、おもなものとして、疼痛、血尿、結石の排泄があげられます。また、腎臓が1つしかない人や、両側の結石の場合には無尿となることがあり、膀胱結石や尿道結石のときには、排尿時に尿線(尿が描く放物線)が途中でとだえたりするなどの排尿障害がおこることもあります。

 腎結石や尿管結石の痛みは、ふつう結石のある側の側腹部から背部にかけて感じられ、疝痛と鈍痛があります。疝痛時には発作的にはげしい痛みが下腹部から陰部、あるいは大腿部へ放散します。同時に、悪心、嘔吐、冷や汗、腹部膨満、顔面蒼白、脈拍頻数・細小、血圧低下などをともなうことがあります。結石が膀胱や尿道を刺激するときは、排尿痛や残尿感を生じたりすることがあります。

 結石の種類
カルシウム性結石(リン酸カルシウム性、シュウ酸性)
 ミルク、カルシウム添加食品、チーズ、イワシ、牡蠣、アスパラガス、豆類、レーズン、ほうれん草などの過食を避けましょう。

シスチン性結石
 尿細管で、アミノ酸の再吸収障害のため、尿中にシスチンが排泄されて起こり、六角形の結晶が特徴です。この結晶はpH(ペーハー)7.5以上で溶解しますので、尿のアルカリ化に努めましょう。

尿酸性結石
 痛風患者に多く、全体では5%程度でしたが、食生活の変化などでその割合は増えていると言われています。シスチン結石と同じようにpH(ペーハー)7.5以上で溶解しますので、尿のアルカリ化に努めましょう。

 

尿路結石の治療に用いられる漢方薬方は体質によって変わりますので、問診カードにご記入の上、ご相談下さい。


大阪市住吉区山之内1丁目24番21号 busi@osk.3web.ne.jp 個人情報保護
Copyrightc(c)  Kanpou-kondho-Pharmacy