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単振動の微分方程式を愚直に解く

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単振動の微分方程式を解く

  • 愚直に解く d2xdt2=-ω2x

    u=dxdt とおくと、

    d2xdt2=dudt=dudxdxdt=ududx

    微分方程式は、

    ududx=-ω2x

    変数分離形となっているので、両辺を x で積分すると、

    ududxdx=-ω2xdx

    左辺に置換積分の関係を適用して、

    udu=-ω2xdx

    積分を行うと、

    12u2=-ω2(12x2)+C1 (ただし、C1 は積分定数)

    u2=-ω2x2+2C1

    u2=ω2(a2-x2) (ただし、a=2C1ω2 )

    u=dxdt なので、元に戻すと、

    (dxdt)2=ω2(a2-x2) dxdt=±ωa2-x2 1ωa2-x2dxdt=±1

    変数分離形となっているので、両辺を t で積分すると、

    1ωa2-x2dxdtdt=±dt

    左辺に置換積分の関係を適用して、

    1ωa2-x2dx=±dt

    x=asinθ とおくと、

    dxdθ=acosθ

    したがって、

    1ω1a2-x2dxdθdθ=±dt 1ω1a2(1-sin2θ)acosθdθ=±dt 1ωacosθa2cos2θdθ=±dt 1ωdθ=±dt

    1ωθ=±t+C2 (ただし、C2 は積分定数)

    θ=±ωt+ωC2

    x=asinθ なので、

    θ=sin-1xa

    したがって、

    sin-1xa=±ωt+ωC2

    sin-1xa=±(ωt+b) (ただし、b=±ωC2 )

    xa=sin{±(ωt+b)} xa=±sin(ωt+b) x=±asin(ωt+b)

    A=±a , α=b とおくと、一般解は、

    x=Asin(ωt+α) (ただし、A,α は任意の定数)