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2階線形微分方程式の基本

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定数係数の2階線形同次微分方程式

  • 微分方程式

    d2ydx2+adydx+by=0 ( a,b は定数)

  • 特性方程式

    微分方程式の解として y=eλx ( λ は複素数) を仮定し、微分方程式に代入して λ を求める

    λ2eλx+aλeλx+beλx=0 (λ2+aλ+b)eλx=0

    λ2+aλ+b=0 を満たす λλ1,λ2 (重解ではないとする λ1λ2 )とすると、

    y=eλ1x , y=eλ2x

    は微分方程式の解となる

    λ2+aλ+b=0 を特性方程式、λ1,λ2 を特性根

    y=eλ1x , y=eλ2x に対して、ロンスキー行列式は、λ1λ2 としているので、

    eλ1xeλ2xλ1eλ1xλ2eλ2x=eλ1xλ2eλ2x-eλ2xλ1eλ1x=(λ2-λ1)eλ1x+λ2x0

    したがって、y=eλ1xy=eλ2x は一次独立であり、基本解となる

    一般解は、

    y=C1eλ1x+C2eλ2x (ただし、C1,C2 は任意の定数)