ん・・・?!「ろ」のつく言葉?
- 名前の詩、七転八倒の創作現場から - ご希望のお名前で詩を作りますっ!……と堂々とアピールしている反面、実は、私にはとっても深~い悩みがあるのです。 そう、それは、 「どうやっても詩にならないような難しいお名前が来たらどうしよう…」ということ。 名前で詩作り…これは自分の頭の中にあるボキャブラリーとの格闘でもあります。 名前詩ライターの肩書きはどこへやら、これまでにもギブアップ寸前までいったこと、正直何度もありました。お陰さまで、今日まで連続安打、打率10割でなんとかやってこれましたが、毎日、ヒーヒーと唸りっぱなしです。 ここで、これまでのご注文で苦労した言葉のシーンを思い出してみます。 [ろ] 「ん?! ろ? ろ…ろ…ろ…」とうなっていたら、横から嫁ハンが「ろくじゅう、があるやんか!」とすんなりフォロー。そうだ、この詩は還暦のお祝い用だ!、というわけで、いっきにカタチになりました、ホッ。 [ろ] 結婚式のお祝い用で またもや ろ が登場。 ウンウンうなること数時間。そうだ、英語で何かないかとひらめいたのが「ロイヤルウェディング」でした。(シメシメ、これはまたどこかで使えそうダ → 陰の声) あと、これはバッチリうまく言葉が走ったというケースです。職場の部下から上司へ退職祝いの贈り物用です。 く ろうもあった わ らいもあった は ら たつこともあったけど…… あとは勢いで一気にできてしまいました。こんな時は一日をとても気持ちよく過ごすことができますね、めったにないけど(^^; また、夫婦二人の詩に「ずっと仲良くいつまでも」という意味のフレーズを考えたところ、「私の両親そんなに仲良くないんで、この言葉は使わないでください」との返事がきたり、「たのもしいお父さん」と作ったら「頼もしいというタイプじゃなくて、どちらかというとカワイイっていう感じなんですけど」と返ってきて途方に暮れたことも。だって、それでも「た」を何としても入れ込んで詩作しないと仕事にならないのですから…。 よく、どうやったらあんな詩ができるのかと聞かれるのですが、「ジタバタしてたら、いつの間にかできてきます」としか答えようがありません。 実際、たった5分でバッチリ自信の詩が奇跡のように完成することもある反面、一週間ジタバタし続けてもまだできない…という絶望と焦りの日々が続くこともあります。 この名前の「た」が「あ」やったら、ゴッツイええ詩になるのになぁ…なんてのはほぼ毎回です。でも名前の文字は変えられない(^^;。 いわば、このガチガチの制約性との闘いの連続ですね。一見すれば簡単な言葉の羅列かもしれませんが、意味を通してそのように並べるのはもうタイヘンです。ご要望にそったイメージで、その方の名前の文字を絶対に入れ込んで意味の通る詩にして作り上げる…考えてみれば、私はとんでもなく危なっかしい仕事をしているのではないダロか、たはは(^^; まぁ、そんなこんなで七転八倒の創作が日夜続いているのですが、完成してしまうと、どういうわけか不思議とすんなり収まってしまうのです。 名前の語の組み合わせと似顔絵の個性が、額の中でしっくりとバランス良くかみ合うのです。(遊書体の筆文字とレイアウトにもずいぶん助けられていますが) もしかして、その詩は初めからこの世に存在してて、たまたま私がそれを探し出して並べることができただけじゃないのかと思う時があり、作っていてとても不思議な気持ちになることがあります。 この仕事は私の天職と思っています。この仕事は私の天職と思っています。私は、「名前の詩」を名前の文字を入れ込んだただの言葉遊びではなく、短歌や俳句、詩歌に迫るような芸術表現の世界を「名前詩ライター」として作り上げてみたいのです。 名前の詩、一所懸命に作りますので、どうかお仕事くださいまし。 <付 記> 本業は名前詩ライターですが、名前詩作りに追われる日々のかたわら、短歌作りも真面目にやっています。このほど、「歌集書評、時評」のページを作りましたので、紹介させていただきます。 http://www.osk.3web.ne.jp/~jetplan/takejun/bungaku/hyouron.htm あと、名前詩というものは、実は古くからあるもので、「物名歌」と呼ばれていました。 詳細は下記。 http://www.osk.3web.ne.jp/~jetplan/takejun/namaeshitanka.htm 「あいうえお」短歌にも挑戦してみました。 http://www.osk.3web.ne.jp/~jetplan/takejun/aiueotanka.htm 他に「名前詩日記」というのも続けています。 http://blog.goo.ne.jp/jet3plus/c/63770874ea504ee89d1e64c49903d49d 短歌のブログ「たけじゅん短歌」もやっています。 http://blog.goo.ne.jp/takejuntanka こうした仕事がどこかで繋がって、 名前詩作りという仕事の世界を支えてくれているような気がします。
============================================ 時々ですが き もちを変えて ぶ らぶらと じて ん しゃ乗っ て ぱそこ ん をリュックに入れて マクドやミスドで 詩を か ん がえてます ============================================ ウチのサイト名と私の名前でひとつ作ってみました。
看板、名刺、パンフレット、筆文字化、サイト企画用等、 詩作のみのご希望も承ります。まずは無料ご相談メールをくださいませ。 名前の詩の「詩作のみ」「お店の名前の詩」「開店祝いの名前詩」や「キャッチフレーズ」などの単独お仕事も喜んでいたします。まずはご相談メールをください。
|