漢方薬は健康を維持するために、東洋医学の知恵が活かされています。経験豊富な中医師が漢方の知恵を生かして、あなたの「自然治癒力」を引き出すお手伝いをさせて頂きます。慢性病でお悩みの方、是非コンドウ薬局にご相談下さい。当店は体質に合った漢方薬をオーダーメイドで調合致します。
 日本中医学院卒業 北京・広州中医学院留学 日本自然療法学会会員 日本薬膳振興協会会員 八面蒙色研究会講師
清水寺管長、松本大圓氏揮毫 薬食同源。健康の維持には食生活が大事と説いています。
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漢方医学の高血圧症の診断と治療
現代医学の治療

赤い血栓・白い血栓

漢方医学で考える高血圧症の原因とメカニズム 無症状高血圧症は身体のバランスを整えて治療する
高血圧症は活動エネルギーと陰液のアンバランスで起こる 水分が何処でどの程度不足しているかが治療のポイントです
血圧が上がるのは「血液を調節する内臓」の問題 生命の根原となる物質が不足して起こる高血圧症
血圧が上がるのは「血液を調節するストレス」の問題 足の付け根がひきつるように痛い場合
漢方医学で考える高血圧症の原因とメカニズム

漢方で言う陰陽と高血圧の関係図漢方では体の中で、活動エネルギーの「陽気」と、血液や正常な水液、成長発育の源となる「陰液」といった基本物質が互いに助け合いながら、あるときは制御しながら生命の維持をしていると言う考えが基礎にあるのです。

活動エネルギーの陽気は、陰液が変化したもので、目に見えないほど小さな物質からなっています。熱く活動的で、上や身体の外の方に向かうという性質をもっており、一方、陰液は液状の栄養素で、重くて冷たく、下あるいは内側に向かう性質をもっています。

陰液は、活動エネルギーによって非常に細かい栄養素につくり変えられ、さらに細かくされて、活動エネルギーを高めるのです。また活動エネルギーの陽気は、飲食物を取り入れ、新たな陰液を作り出すという代謝の過程を通して、互いにバランスを保ち、無数に張り巡らされた経絡を通って、全身に巡らされています。


高血圧症は活動エネルギーと陰液のアンバランスで起こる

環境が悪化する中で、繰り返し風邪などを患ったり、喜びや悲しみ、驚きや怒りといった心の動きや、乱れた食生活、過度の性生活といった不節制が続くと、そのシワ寄せが活動エネルギーと陰液のアンバランスとなって現れ、少しずつ身体を蝕んぶ、特に40歳ころになると、アンバランスがはっきりします。


血圧が上がるのは「血液を調節する内臓」の問題


内臓は生命活動の中心で、互いに深く結びついていおり、高血圧症にはすべての内臓がかかわっているといえ、中心となるのは、血液を貯え、血液の循環量を調節している漢方
で言う「肝」です。

肝の活動エネルギーと、陰液を保護する「腎」の機能低下が「肝」に影響を及ぼすこともあり、そのほかの内臓の問題が肝に影響することもあります。しかしどのような経過をたどっても、最終的には、「肝」を構成する活動エネルギーと陰液のアンバランスが起こってはじめて、高血圧症が起こるのです。特に「肝」のアンバランスは、まず陰液の不足が起こり、そのため活動エネルギーが相対的に余ってくるという特徴があります。


血圧が上がるのは「血液を調節するストレス」の問題

激しく怒るといった、心の異常な急変や、生活環境の激変などが引き金になると、たとえ陰液が正常でも、からだの機能を調整する「肝」の働きが異常に高ぶるので、炎が上に突き上げると同じような、激しい熱症状が起こります。

頭がふらついてクルクルまわる、顔面の紅潮、目の充血、口が苦い、頭が割れるように痛んだり脹るというように、からだの上部、特に頭と顔に症状が集中します。ひどいと、意識を失って倒れることもある危険な状態です。舌は熱のために先端や辺縁が紅くなり、苔は乾燥して黄色くなります。 このような症状に便秘や下痢、尿の色が濃い、頻尿、少量の尿、排尿痛、悪臭のある帯下、不正出血といった、からだの下部に熱症状を伴うときには、
湿熱を除く治療をします。


無症状高血圧症は身体のバランスを整えて治療する


血圧が高いのに自覚症状がないことがあります。これは高血圧に特有の症状がないだけであって、実際には、からだの不調を示す症状が起こっているのですが、症状がいつの間にか消えていたり、違和感を感じないのです。

ただ、このような症状が長くは続かず自然に回復する場合には、自己調節機能がまだ正常に働いていると考えられます。ですから、この時期に、たまたま健康診断などで高血圧がわかったからといって、むやみに降圧剤を使うのは、必ずしもよいとはいえません。

しかし、放置すると、身体のバランスがくずれ活動エネルギーが高ぶり、雲の上を歩いているような感じのめまいや頭痛、イライラ、のぼせなど、高血圧によくみられる症状が起こります。また、場合によっては、からだの末梢部に栄養物質が行きわたらなくなるので、手足のシビレなども現れて来ます。

数値は高くても高血圧の症状がない
「無症状高血圧症」に降圧剤を使うと、場合によっては、かえってバランスを崩すこともあるのです。漢方では、このような場合、単に血圧の数値だけに目を奪われることなく、陰液と活動エネルギーのバランスを調整するための治療を考えます。


水分が何処でどの程度不足しているかが治療のポイントです


活動エネルギーと「水分」のバランスが崩れると、体は血液の循環を改善して正常な機能を高め、バランスを回復しようとします。そのため、一時的に血圧が上がります。数値が常識的な範囲を超えなければ、血圧の上昇はからだの正常な自然回復力と考えられますから、無理に血圧を下げなくても、しばらくしてバランスが正常に戻れば血圧は自然と下がります。

例えば、疲れやすく、食欲などに問題があれば、消化吸収や栄養代謝を考えて処方します。活動エネルギーを補いながら、機能が高まり過ぎないようにしたり、活動エネルギーや血液を補うことで血圧は下がります。しかし、放置しすると頭が回るようにふらつき、頭痛やめまい、耳鳴り、顔面の紅潮、目が赤いといった症状が現れます。舌は深い紅色になり、苔は少ないか剥げてしまう状態となります。



生命の根源となる物質が不足して起こる高血圧症

老化が原因で腎が衰えると、腎に蓄えられている生命の根源となる物質が消耗され、血圧が高くなることがあります。




足の付け根がひきつるように痛い場合

内臓の働きが衰えたり乱れると、体の中に余分な水分がたまったり、血液の流れが滞ります。これらは、体に悪い影響を与え、高血圧症をさらに悪化させる物質に変わります。

特に、まだ若いのに太りぎの人は特に注意が必要です。頭痛やめまいなどがあり、白くベタッとした厚い苔を伴うときは、水毒があると考えられますから、これを取り除くための処方を使用します。

また、下腹部の痛みや生殖器の異常があり、舌に赤紫色の斑点が見られるときは、
駆瘀血剤くおけつざいを使って、血液の滞りを取り除きます。

高血圧の漢方治療には、専門知識が必要です。相談フォームにご記入うえご相談下さい。


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