女性のための健康コラム
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清水寺管長、松本大圓氏揮毫 薬食同源。健康の維持には食生活が大事と説いています。
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44アンチエイジング栄養学(7)

最近、よく聞かれる“ファイトケミカル”。その響きから何となく、体に良さそうな感じはしますが、実際、どのようなものかご存知ですか?「ファイトケミカル」(植物栄養素)とは、穀類、果物、野菜などに含まれている抗酸化物質をといいます。

植物は育っていく過程で一定の場所から動くことができません。そこで過酷な環境から身を守るために、抗酸化成分を自ら作り出して、損傷を避けたり、損傷から修復したりしています。この成分は人間の体に入っても同じような働きをします。

ファイトケミカルの抗酸化作用により、体内での活性酸素の障害を防ぎ、老化防止、生活習慣病予防、ガン予防などに効果を表します。

ファイトケミカルが体の免疫機能を調整して多くの病気を予防することもわかっています。

毎日の生活の中で、体内に取り入れられたり、体内で発生した活性酸素を無毒化する抗酸化力は年齢と共に衰えていくので、ファイトケミカルの含まれる植物や野菜を毎日食べることは重要です。

ほとんどのファイトケミカルに共通している効能は「抗酸化」です。ニンジンβ―カロテンやトマトのリコペンはガン予防、大豆のイソフラボンは更年期障害の改善、ブドウのポリフェノールは血圧・コレステロール値を調整など、さまざまな効能があり、ファイトケミカル自体は数千種もあります。

最近ではサプリメントが多く出回っていますが、ごく限られた種類のファイトケミカルのものしかなく、体への吸収力も自然のものより劣るので、自然の野菜を摂取したほうが効率良くより多くのファイトケミカルを摂ることができます。


注目のファイトケミカル成分

ポリフェノール
赤ワインやなすなどに含まれる。
植物の色素や苦味成分でその種類は300種以上になります。万能型の抗酸化作用があり、発ガンや老化を防ぐ点に注目が集まります。摂取後の持続効果は2、3時間しかありません。

リコペン
トマトの赤い色素で、強力な抗酸化能力があります。活性酸素を消去する力がビタミンEの100倍、β―カロテンの2倍あるといわれています。加工用などに使われる真っ赤なトマトに多く含まれるので、トマトジュースやトマト缶などの加工品から摂るのが効率的です。

イソフラボン
大豆や大豆製品に豊富含まれる。エストロゲンと似た作用を持つため、更年期障害の軽滅、骨粗しょう症の予防などに効果があります。

カロテノイド
植物に含まれる色素で、紫外線を遮断し、活性酸素を除去する作用があります。緑黄色野菜に多く含まれます。

アントシアニン
ブルーベリーや、黒豆などに含まれる青紫色の色素。
アントシアニンには強い抗酸化力があり、細胞の老化やガンの予防、視力回復や眼精疲労を解消する効果があります。視神経の働きを支えるロドプシンという色素の再合成を促し、活性化する作用があるためです。

ファイトケミカルの従来の栄養素と違う点は、ビタミンのような必須栄養素が欠乏するとさまざまな欠乏症が引き起こされますが、ファイトケミカルに関しては欠乏症はありません。必須栄養素ではないのですが、病気を予防し健康を保つうえで重要な役割を果たすとみなされ、今日では食物繊維に続き、第7の栄養素として注目されています。
   
 
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