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アンチエイジング栄養学(1) 年のわりに若々しい人、年のわりに老けている人の差が大きく出始めるのが40歳を過ぎた頃です。普段の生活のちょっとした心がけにより、見た目年齢に大分差が出てきます。 小じわやしみを気にする人は特に紫外線対策をしっかりとし、ビタミンC,ビタミンE、β―カロチンを含む、活性酸素を除去してくれる、野菜や果物、胚芽食品などの抗酸化力の高いものをしっかりと摂ることです。陽にあたることにより、皮膚から取りいれられる、一重項酸素と呼ばれる活性酸素が皮膚のコラーゲンを破壊してしまうからです。コラーゲンが破壊されると、土台が崩れた家のように、皮膚に張りがなくなってしまいます。また活性酸素が過剰になりすぎると、細胞が酸化してさびつき、しみやくすみの原因になったりします。 バランスの悪い食生活も老けを早めます。少し子育てが楽になってくる時期になると、時間や気分のゆとりができ、甘いものをつまむ機会も増えてくるのではないでしょうか。そのため、自分は夕方あまりお腹が空いていないという理由から、しっかりとした夕食を品数多く作る努力がおろそかにされてくるのもこの年頃からです。年齢を重ねると共に体の代謝も悪くなってくるので、以前と同じ食事をしていてもどうしても体重が増えやすくなりますが、バランスの悪い食生活を送っていると、その状態に拍車がかかります。 基本的には高たんぱく食品(肉、魚、貝、豆類、卵、乳製品)をしっかり食べること、そして野菜(葉もの野菜だけでなく、根菜類も)海藻や乾物、ゴマやナッツなどを盛り沢山に料理の素材として使います。前夜のうちに明日の昼食、夕食メニューを紙に書き出し、冷蔵庫、冷凍庫から使える素材を探し、余計なものを買わないためにも、最低限足りないものだけをメモして買い物に行きます。下ごしらえなど、朝の片付けの途中でできるものなどはなるべく前倒しで片付けてしまいましょう。こうしておくと、夕食の料理の負担が軽減され、夕食も早くなり、夕食後の時間を趣味や読書の時間にと、前向きに使えるようになります。見た目の若さや美しさと同時に前向きな生き方、人生に対する向上心などが、はつらつとした若さにつながっていきます。 |
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