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たかが便秘、されど便秘2 食物せんいを科学する 便秘解消には食物せんいが有効なことが広く知られていますが、食物せんいが栄養素として認められてきたのはこの数10年のことです。それまでは、人間の消化酵素では分解されないので、吸収されずに体外に排出されてしまうとして、重要視されていませんでした。しかし今では、便秘を防ぐことはもちろん、コレステロール値が上がるのを防いだり、血糖値がゆっくり上昇するようコントロールしたり、大腸ガンの発生を防いだり、食物せんいは私たちには欠かせない栄養素となっています。 食物せんいには、水溶性食物せんいと不水溶性食物せんいと2種類あって、それぞれ違う働きをしています。せんいといわれるとまず思い浮かぶ、豆類や根菜に多く含まれるのは不溶性の食物せんいです。腸内で何倍にもかさが増えるので、便の量をふやして、腸を刺激してくれます。一方、果物やコンニャク、海藻類に代表されるのは水溶性食物繊維です。これは体内の中で水分を吸収して、余分なコレステロールを排出したり、糖が吸収される速度を遅くする働きがあります。どちらの食物せんいも、腸内で発酵するときにガスを発生して、大腸のぜん動運動をおこすため便通が促されるので、両方とも積極的にとりたいものです。 れんこん、にんじん、大根などの根菜類、海藻類、きのこ類、こんにゃくなどやわらかく煮たものはおすすめです。便秘には冷え性の人が多いですが、青い葉野菜は生で食べると、体を冷やす作用があるので、炒めたり、ゆでたりして食べて<ださい。毎日のご飯は白米、白いパンより胚芽米、全粒パンの方が繊維質を多く含んでいます。 ところで、便秘には主に2つの種類があります。とくに、ストレスが関連しておこるのが、「けいれん性便秘」です。こちらには朝の冷たい牛乳が効果的です。「弛緩性便秘」は、大腸の働きが鈍くなって起こる便秘で、腹筋運動が一番効くのもこのタイプです。冷え性の女性に多いので、暖かいスープ、玄米ごはんなどがおすすめです。 |
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