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こわくないぞ、花粉症 アレルギーに負けないために アレルギーは自律神経が鈍っていると悪化しやすい傾向があります。アレルギーのひとつである花粉症も例外ではありません。 皮膚の体温調節は自律神経の大切な機能のひとつです。ここがうまく機能していないと、春先の日中の気温の変化についていけないので、血管の収縮が間に合わずに大量の熱を発散してしまいます。こうして気温の変化に合わせて体温まで下がってしまい、鼻炎やヒスタミンもできやすく、アレルギー症状が生じるのです。体は常に交感神経か副交感神経に傾いていますが、どちらかに傾きすぎると病気になります。 1年中暖房や冷房の中で過保護になった体は、交感神経を活性化する副腎皮質ホルモンも分泌されにくくなるため、副交感神経に傾きすぎているのです。寒さ暑さに弱く、家から出て自主的に行動することが少ない人にこのタイプは多いのです。 従って、自律神経を活発にすること、つまり副交感神経に刺激を与え、毛細血管を発達させることが、花粉症を含めたアレルギーに対する根本的な治療法と言えるでしょう。まめに窓を開けるなど、わずかでも生活習慣のなかに自然の刺激をとり込むことで、自律神経の機能が退化するのを防ぐことができるのです。 花粉怖さに窓が開けられないなどは症状を進んで悪化させているようなものなのです。空気がきれいな早朝のうちに思い切って窓を全開にして一日をスタートしましょう。 湿度も重要な要素です。部屋の湿度が40%以上だと、空気中をただよっている花粉やほこりが湿気を含んで重くなり、床に落ちるので飛散量そのものが減るのです。 また花粉症は鼻の中で炎症がおこって粘膜の機能が低下しているので、炎症を抑えるために少しでも水分を補ってやることが必要です。最近はコンパクトな加湿器も増えているのでオフィス抗炎症性のあるアロエ水を鼻に小まめにやさしくスプレーしてあげるのもいいでしょう。花粉やほこりをためないようにまめな掃除が大切なことはいうまでもありません。アレルギー、花粉症の季節には、温度湿度計を一日に何度も見ながら40~60%の湿度で暮らすことが一番大切です。 |
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