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和食はこんなにすごかった 2和食はほんとに塩分過多? 旬の食材が必ず入っていることが和食の大切な条件です。「身土不二」という言葉をご存じですか。その土地でとれるものを食べるのが一番健康だという意味です。これはそれぞれの季節にもあてはまります。 食べ物は旬に食べるのが一番おいしいのはもちろんですが、夏の野菜は火照った体を冷やして脱水症状にならないよう十分水分を補給できるもの、冬の野菜は体をおだやかに温めて血行をよくするもの、というように育つ季節に必要な機能が備わっているのです。 たとえば、魚。秋から冬にかけての魚は、寒ブリにしても戻りガツオにしてもたっぷりと脂が乗っています。冬にこれを食べると、体にちょうどよい脂肪やカロリーがちゃんととれるしくみになっているのです。 和食のマイナス面といえば、塩分のとりすぎといわれてきましたが、最近ではそれほど気にしなくてよくなってきています。冬に生野菜が食べられない東北地方などでは、保存のために塩をたくさんいれた漬け物を大樽に漬けて、冬の間じゅうそれを食べて野菜を補うのが習わしでした。交通網が発達していない昔は、そう簡単に冬に野菜が手に入らないので、これはしかたのないことだったのでしょう。今ではハウス栽培が普及して、真冬でも新鮮な野菜が食べられるようになりましたし、流通が発達して、東北の人たちも新鮮な野菜が手に入るようになりました。もう昔のように塩分の多い漬け物だけに頼らなくてすむようになったのです。 味噌汁は塩分が高くて高血圧のもとだから、毎日飲まないほうがいい、という説もありますが、それほど神経質になる必要はありません。100gあたりで比較すると確かに味噌の塩分は高いですが、味噌汁に使うのはほんの少しです。また、昔の味噌は雑菌を繁殖させないためにも、やたら塩分を多くする必要があったのですが、最近では減塩味噌でなくてもかなり低塩で質の良い味噌が作られるようになっています。塩分過多をこわがって和食を遠ざけてしまうのはあまりにもったいない話です。むしろ外食の“行列のできるラーメン”などは、スープを飲みほすと一食7~10gの塩分を摂ってしまうのでこちらのほうこそ要注意でしょう。 |
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