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和食はこんなにすごかった 1 玄米・雑穀が日本人の元気のもと 今の私たちは1年中何でも食べられるようになりましたが、その一方で、豊かな食生活にひそむ「栄養失調」は深刻な問題です。 何でも食べられる故の栄養不足は皮肉というしかありませんが、「粗食」が見直されている理由はここにあります。「粗食」とは、「玄米や雑穀など未精製の穀物に、味噌汁と漬物、季節の野菜に魚介類、肉は少なめ」という昔ながらの日本食のことです。当時の日本人は、今よりも質素な食事をしていましたが、糖尿病も動脈硬化も癌も今よりずっと少なかったことがわかっています。 玄米は、糖質はもちろん、まわりの皮の部分に、たんぱく質も脂肪もあり、必要なB1をはじめ、B群全体を含んでビタミンバランスもよく、ミネラルも豊富です。同時に玄米のたんぱく質のアミノ酸バランスは、人間の細胞を作るのに大変よい構造になっているのです。白米の栄養分は糖質ですが、糖質をエネルギーに変えるにはビタミンB1が必要です。糖質だけの白米に比べてビタミンB1を含んだ玄米は、それだけで効率のよい元気な体を作ってくれます。その上、玄米には白米の3倍もの食物繊維があるので、腸内環境を整え、便秘を防いでくれます。あわやきびの雑穀類にも、白米にはないミネラルが豊富に含まれています。細胞の新陳代謝には酵素が必要ですが、この働きを助けてくれるのがミネラル類です。主食だけで必要な栄養素のかなりの部分がカバーできるので、おかずが少量でもきちんとバランスがとれるのです。 玄米食のいいところは、体を冷やさない、ということです。冷え性の人は、血行が悪くて基礎代謝が低く、汗をあまりかきません。体温が高くて汗をかける体質になれば、汗といっしょに老廃物も排出することができるようになります。胃腸が弱いから玄米はちょっと、という人は水分の多い炊き方を工夫してみましょう。よくかんで食べることができれば、唾液により消化が助けられ、むしろ胃の負担は少なくなります。また、最近はやりの発芽玄米は、食感のやわらかさは白米と同じで、栄養価は玄米以上です。これなら誰でもすぐ食べられるので、試してみるとよいでしょう。かみごたえのある食品を食べ続けていると、年齢とともにおこるほほやあごのたるみが予防でき、美容上の効果も大きいのです。 |
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