いきいき日誌

 

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12月5日 (木)   

協議会案件は4つ、うち3件は、新条例の素案2、事業計画1で、パブリックコメント(市民意見募集)をする旨の説明がありました。
しかし、この高齢者無料乗車制度の制度見直しについては、当事者である高齢者はもとより、市民の意見を聞く場が設けられていません。
パブコメのように、具体的な案を示して市民意見を聞くべきですが、2つの審議会には具体案は何も出されていませんでした。
つまり、今日示された具体案について、市民の意見を聞く場は一切なく、議会だけで結論をだしてもらうというのが市長の考えのようです。
私は、この点についても納得がいきません。



12月4日 (水)   市営バス無料乗車制度の見直し

午前10時から福祉企業委員会、10時27分から福祉企業委員会協議会を傍聴しました。
協議会の案件は4件ありましたが、最初の案件が「市営バス高齢者無料乗車制度の見直しについて」でした。
資料は11ページ、約12分の説明でしたが、新しい仕組み案は下記の4点でした。
@無料対象年齢を75歳に引き上げ、高齢者の移動施策として無料乗車制度は堅持する
A高齢者割引乗車制度を創設し、70歳から74歳の市民は、1乗車100円負担していただく
B市(一般会計)と交通部(自動車運送事業会計)と市民の負担を次の通りとする
 (高齢者の1乗車に係る費用を、回数券と同じ200円とする)
  70〜74歳:市民100円、市50円、交通部50円
  75歳以上:市民無料、市150円、交通部50円
C新制度の開始は2021年4月とし、2020年度までに無料乗車証を所持している方は無料を継続するが、新制度開始後に70歳を迎えられる方については、無料乗車券対象年齢を1歳ずつ引き上げる形で、段階的に無料乗車券の発行年齢を75歳まで引き上げる経過措置を設ける

A、Bは初めて明らかになった考え方で、Cについては経過措置の定めです。

これに対して、川口議員、森本議員、灰垣議員、中浜議員、強田議員、岩議員から質疑や意見などが出され、最後に竹中議員(委員長)から、「重要な施策だと思うが、判断の情報が足りておらず、しっかり根拠を示し、議会の判断をあおいでほしい」という趣旨の発言がありました。
副市長からは「真摯に受け止め、検討する、よろしくお願いする」との答弁がありました。


資料を見ても、約1時間の議論を聞いても、なぜこのような提案になるのか、まったく理解できませんでした。
とりわけ、川口議員の質問に、「社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会」と「自動車運送事業審議会」のこの間の審議と新制度の提案について、「関係性がある」という答弁には、驚愕しました。
2つの審議会をできるかぎり傍聴してきましたが、私の理解からは、この新制度の提案という結論にはなりません。
現制度継続が一番妥当な結論だと思っていました。

私が、現制度を継続すべきとなぜ考えるかは、もう一度議事録を読み返し、整理して、また書かせていただきます。

今日は、とりあえず、市の新制度の仕組み案の報告です。

参考までに、2つの審議会の議事録は下記にあります。

社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会(諮問ではなく、意見を聞くという形でした)
(一番下に2019年度の議事録が2回分掲載されていますが、11月5日、21日の議事録はまだ掲載されていません)

自動車運送事業審議会
(11月27日の議事録はまだ掲載されていません。次回は12月25日、この日に答申素案が検討されます)
 

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