いきいき日誌

 

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9月16日 (土)   長崎大BSL-4

長崎大学医学部は、構内にBSL(バイオセーフティレベル)−4施設設置を計画していて、周辺自治会の方が白紙撤回を求めておられます。
BSL−4というのは、エボラ出血熱やラッサ熱などの一番致死率の高い病原微生物を扱う施設です。
現在、国内には、武蔵村山市にある国立感染症研究所村山庁舎に1ヶ所あるだけですが、ここは普段使われておらず、感染の疑いがある患者を検査するだけです。
長崎大の場合は、東大や阪大、神戸大、九大なども研究に利用する位置づけで、バイオハザードだけでなく、すぐ近くにエボラ出血熱やラッサ熱などの病原微生物があることだけも、毎日、精神的に緊張を強いられると、白紙撤回を求めておられるのです。

今日は、「BSL4施設設置の中止を求める自治会・市民連絡会」主催の学習会に出席、JT医薬研究所の周辺住民として、建設反対運動、研究所職員が起こした放射性物質ばらまき事件、阪神淡路大震災後に最高裁まで争って勝訴した、研究所の建築確認図面公開訴訟の報告をしました。
住宅街にBSL−4施設ができるなんて、あり得ないと思いますが、これも官邸が関与します。
菅官房長官は、田上長崎市長に協力を要請、このあと、県と市、大学が一体になり、推進し始めました。

学習会について、長崎新聞などで掲載して下さいました。
「自治会・市民連絡会」のHPにまとめて下さっています。

世界にはBSL−4施設は41か所あるとのことですが、漏れ出ることを前提に、立地段階から環境アセスメントをする、住民合意をするなどの手続きがとられています。
日本は、バイオハザードについては何の法的規制もありません。
ラッサ熱やエボラ出血熱の研究、つまり、薬の研究をするなら、患者の多い地域ですべきではないでしょうか。
東大や阪大、神戸大、九大などの都心ではなく、長崎市に設置する、確かに、長崎大学医学部の熱帯病研究所の業績は高く評価されていますが、私には、腑に落ちません。
長崎大BSL−4設置は、白紙撤回すべきです。


高校生で修学旅行で訪れて以来の長崎市、50年ぶりです。
会場は原爆資料館、台風到来のようですが、明日、ゆっくり見学する予定です。


9月4日 (月)   

 

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©二木洋子事務所