健康維持や予防なら民間薬で十分です。副作用もなくお茶代わりに安心して服用できます。
民間薬で病気の予防をしましょう。健康維持にお役立て下さい。
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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
ま行
18メナモミ キク科

別名:豨薟、クソトツカミ
部位:葉、茎、実、花
薬効:乳腺炎、ねぶと、マムシ、ムカデの咬み傷、ハチ刺され、中風

使用法
乳腺炎、癤
乳房が腫れたり、ねぶとができて痛むときには、葉、茎ともに刻み、それと等量の黒豆を加えて、煎じて飲む。一日量としてそれぞれ10g。また、葉、茎、実ともに黒焼きとして、酢でねってつける。豨

マムシ、ムカデの咬み傷、ハチ刺され
生の葉を突きただらし、その汁をぬる。

中風
脳出血で半身不随の者には、全草を煎じて飲ませる。

中風の妙薬豨薟丸
メナモミで作ったこの丸薬は、中風とこれに似た病気で四肢が麻痺するものによく効く。明治時代の名医、浅田宗伯の書いた「一夕話」という本の中に、「京都の高階タカシナ家では、中風の患者に豨薟丸を与えることがある。

また、摂津の国のある村の一農家で、中風の薬を売っていたが、その処方はメナモミと棕櫚の葉と甘草の三つからできたものであった。また東京でも、両国橋近くに豨薟丸を売る店があるが、二百余年前からつづいた老舗であるとのことである」と出ている。この丸薬は、まず、メナモミの葉をとって、つぼの底に敷き、その上に酒と蜂蜜とを注ぎ、またその上にメナモミの葉を並べ、これを交互にくり返す。こうして、つ壷中で発酵が起こったころ、メナモミの葉をとり出して日に乾かし、またそれを壷の底に並べ、前のように酒と蜜をメナモミの葉の層の間に注ぎ、発酵したときに、また葉をとり出して乾燥する。この操作を九回くり返して、最後に乾燥したものを焙って粉末にし、蜂蜜で丸薬にする。一日分として10~20gを使用する。
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