13ハマスゲ 浜菅 カヤツリグサ科
別名:クグ、沙草、香附子
部位:地下の塊根(冬季に掘りとり、日に当てて乾燥させておく)実
薬効:月経のとどこおり、頭痛、歯痛
使用法
月経のとどこおり
実5gを一日量として、煎じて飲む。和田東郭という名医は、一年余りも月経がとまって、どんた薬でも効のなかったときに、腹を診察して塊状のものがなかったので、ハマスゲの実を粉末として、一回4gずつ、酒で日に三回飲ませたところ、二ヶ月ほどたって月経が通じたと述べている。
頭痛
塊根、一日量5gを煎じて飲む。ハッカの葉を加えて煎じると、なおよい。
歯痛
歯茎が緩んで痛んだり、歯茎から出血したりするものに、実を炒ってから粉末とし、食塩を混ぜて、これで歯茎を摩擦するとよい。 |
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