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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
は行
11ハブソウ マメ科

別名:望江南
部位:全草
薬効:マムシの咬み傷、神経痛、リウマチ、健胃整腸、強壮、蕁麻疹、蛔虫予防、ハブソウはエビスグサの類で、その作用も類似している。ただ、茶として飲むには、ハブソウのほうが香気がある。一般にエビスグサの実も、ハブ茶と呼んで茶の代用にし、ハブソウも茶の代用とする。

使用法
 マムシの咬み傷
 生の葉、茎をいっしょに揉んで、咬まれたところにすりこむ。そのうえ、煎じて飲んでもよい。また、秋の彼岸のころには葉が枯れるので、実をかみつぶしてつけてもよい。全草を刻んでアルコールに浸出しておけば保存が効くので、この汁をつけてもよいという。明治のはじめ、滋賀県では、農民がマムシにかまれたときの害を防ぐために、このハブソウを植えることをすすめた。

神経痛、リウマチ
 実を茶の代用にして飲み、また、葉、茎を煎じた汁で、患部をあたためる。

健胃整腸
 実をあぶって、一日に20gほどを煎じて飲むと、健胃整腸の効がある。これで軽い便秘はなおり、快便が出るようになる。

強壮
 実を茶の代用として常用すると効がある。

蕁麻疹
 健胃整腸の効があるので急性の蕁麻疹にも効がある。

蛔虫予防
 蛔虫の予防に、実を煎じて飲む。

食あたりにハブソウ
 私の母方の祖母は、薬草についていろいろの知識を持っていたが、私が食あたりで腹が痛んだり、下痢をしたりすると、このハブソウを飲まされた。そのとき、一個のさやの中にある種子を全部、一つ残らず飲め、その中に一つだけ効くのがあるのだといわれた。子ども心に、どれが効くのだろうと思いながら飲んだことであった。こんなわけで祖母の家には、いつもハブソウが植えてあった。
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