健康維持や予防なら民間薬で十分です。副作用もなくお茶代わりに安心して服用できます。
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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
な行
15ニワトリ鶏

部位:卵、トサカの、糞、腸
薬効:せき咳嗽切り傷、しらくも、頭部:白癬、やけど、心臓病、痔脱肛、餅がのどにつかえたとき、夜尿症、ムカデの咬み傷、月経のとどこおり

使用法
せき
せきが激しく出たり、せきこんだりして息苦しいときには、茶わんに卵を割り入れ、湯でかきまぜ、砂糖を入れてあたたかいうちに飲む。これに生姜の汁を少し入れてもよい。

切り傷
切り傷、すりむき傷などには、生卵の薄皮を傷の面いちめんにはり、脱脂綿を当てて包帯をしておくと早くたおる。または、卵の黄身とゴマ油を等分にまぜ、ガーゼか、もめんの布にのばして、患部をおおっておく。

しらくも
卵の黄身をゴマ油でねってつける。

やけど
卵の油をつけると、よくなおる。また、白身をつけてもよい。

心臓病
卵の油を、毎食後カプセルに一、二個ずつ飲むと、心臓の働きが弱って浮腫のある場合に効くという。

痔、脱肛
痔の痛むときには、トサカの血をぬるとよい。脱肛には、ふんを麻の布に包み、熱湯につけたもので肛門をあたためるとよい。


餅がのどにつかえたとき
窒息しそうになったら、トサカの血を口に注ぎこんでやると、もちを吐き出す。血に生姜の汁をまぜてもよい。

夜尿症
ニワトリの腸を黒焼きにして飲むとよいという。

ムカデの咬み傷
トサカの血をぬるか、糞を水でねってつける。
月経のとどこおり
卵の殻を粉末にして飲むとよいという。


卵の油の作り方
卵十個をゆでてから、黄身だけをよくすりつぶし、これを鍋に入れて絶えずかきまぜながら強い火でいると、こげ茶色になり、だんだん黒くなって油がにじみ出てくるようになるから、布巾に包んで絞ると油がとれる。これを、そのままやけどにつけたり、心臓病のときは、カプセルにつめて用いたりするとよい。


カゼのひきはじめに卵酒
清酒100㏄について卵一個をれてきまぜ、弱い火びかけ、ドロドロになったころ砂糖を入れ、温かいうちに飲むと、かぜの初期に効く。


溺死を救う妙薬
名医、多紀桂山の「病間紀談」に出ている話。「あるときのこと、土井氏の家来某が大井川にさしかかったとき、水の勢」が強いので渡るのを見あわせているうちに、川を渡っていた土民の一人が、押し流されて溺死たようになり、砂場に寝かしてあるのを見た。しばらくして土民の妻がやって来て、茶わん入れてきた薬を夫の口と鼻から注ぎんだ。すると、ややたってから、死んだと思われていたその男が、水を沢山吐いて息をふき返した。始終の様子をそばで見ていた某は、その薬が何であるかを、女に聞くと、これはニワトリのトサカの血(鶏冠血)で、茶わんに七分目ばかりを注ぎ入た、というのであった。その後、某は、浅草で溺死した者にこの方法を試みたところ、やはり非常のよくきい驚いたと言う。
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