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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
な行
3ナス茄子ナス科

別名:茄、ナスビ
部位:実、へた、花、茎
薬効:口内炎、歯痛、乳腺炎、乳首の傷、魚の中毒、食あたり、しもやけ、いぼ、陰部のただれ、痔痛、せき、血便、浮腫、刺のたったとき

使用法
口内炎
口中が腫れたり、ただれたりして痛むときは、生のナスの皮の黒焼きを、蜂蜜、または糖蜜で煉って、口に含んででいるとよい。生のナスのないどきは、へたや花の黒焼きをつけても効がある。

歯痛
ナスの古漬けを黒焼きにし、焼き明礬と等分にまぜて粉末にし、痛む歯にぬりつける。または、ナスの古潰けを噛みしめてていると、むし歯の痛みが楽になる。茎、へたの黒焼きでもよい。また、古漬けを黒焼きにして、コンブの黒焼きにまぜてつけると、歯ぐきの腫れによい。また、よく実の入ったナスを、熱灰に埋めて焼くか、蒸し焼きにしたものを、歯みがきにすると、歯をじょうぶにする効がある。

乳腺炎
乳が腫れて痛むのには、へたの黒焼きを梅干しの肉で煉ってつける。または、この黒焼きに、タケの皮の黒焼きを等分に加え、塩を少しまぜて、ゴマ油で煉ってつけるか、花の黒焼きをゴマ油で煉ってつける。

乳首の傷
乳首に傷ができて授乳のとき痛むようた場合は、よく実の入ったナスを黒焼きにして、度々つけるとよい。

魚の中毒
へたを乾燥して、粉末にしたものを飲む。または、黒焼きにして飲んでもよい。カツオの中毒には、生のナスを食べるとよい。

食あたり
腹が痛んだり、下痢したときには、へたの黒焼きを飲む。

しもやけ
実を煎じて、洗うとよい。または、実の皮をたくわえておいて、この煎じ汁でたびたび洗ってもよい。または、茎を煎じた汁で温罨法してもよい。

いぼ
実をすりおろして、その汁を一日数回ぬるとよい。または、へたの切り口でこすってもよい。

陰部のただれ
婦人の陰部のただれには、へたの黒焼きをつけるとよい。

痔痛
茎を刻んで煎じ、その汁で洗う。

せき
へたを陰干しにして、煎じて飲む。

血便
大便に血のまじるときには、へたの黒焼きを重湯で、一回に5gほど飲む。また、この黒焼きに、クチナシの実を加えて丸薬としたものもよくきむ。

浮腫
いろいろの手当てをしても効のない浮腫に、へたの黒焼きを服用して、奇効があったという。

刺のたったとき
刺のたったときは、花を陰干しにして粉末とし、米糊りで煉ってつけておくと抜ける。
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