52ソバ 蕎麦(タデ科)
別名:ソバムギ
部位:実、ソバ粉、ソバ殻
薬効:腰痛、打撲打ち身、とげのたったとき、歯痛、淋疾
使用法
腰痛
腰や足が冷えて、腰が痛むときには、ソバ粉を熱湯で煉ってそばがきにし、毎朝食べるとよい。
打撲
ソバ粉を酒でといてぬる。
刺のたったとき
ソバ粉を酢でといて、刺さったところに塗るとよい。とくに竹が刺さったときによい。
歯痛
むし歯で痛むときは、ソバ殻とメナモミの葉を粉末にして、痛むところにつける。
淋疾
淋疾からきた帯下こしけには、ソバ殻を干して黒焼きにし、これに熱湯をさしてあくを作り、腰湯を使う。また、男子の淋疾には、同じ方法で灰汁を作り、冷えてから、一日一回この中へ二時間ずつ陰茎をひたす。長塩容伸君は、このくらい効くものはないと、何人からもその偉効を聞いたとして、推奨している。 |
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