46センダン 栴檀(センダン科)
別名:棟オウチ
部位:実、根皮、木皮、葉
薬効:口内炎、しらくも、ひびあかぎれ、しもやけ、耳痛、ひぜん、蛔虫駆除、疝気
使用法
口内炎
口中が爛れて長い間なおらないものは、根の皮を煎じて、うがいするとよい。
しらくも
実を黒焼きにして、ゴマ油でねってつける。
ひびあかぎれ、しもやけ
ひび、あかぎれには実をすりつぶしてぬる。または、実を酒で煎じてつけるか、十倍の水で煎じた熱い汁に布をひたし、一日数回患部をなでてもよい。しもやけには、実を酒で煎じたものをぬるか、十倍の水で煎じた汁で罨法してもよう。
耳痛
外耳道が腫れて痛むときは、実をすりつぶして、綿に包んで耳の中に入れる。
ひぜん
根の皮をいって煎じ、その汁をつける。
蛔虫駆除
木皮をはぎとって、外側の青い部分をけずり、内皮を煎じて飲む。または、根の皮と鶏卵とを水に入れて煎じ、ゆだった卵を食べる。
疝気
疝気で冷え、腹痛のあるときは、葉または実を酒で煎じて飲む。 |
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