45センキュウ(セリ科)
別名:芎窮
部位:根、茎
薬効:婦人病、歯肉炎、歯ぐきの腫れ、底まめ
使用法
婦人病
川芎は、当帰とともに、婦人の病気の妙薬である。一日分として、3~6gを煎じて飲む。または、川芎に当帰と益母草を、それぞれ等量、黒焼きにしてまぜ合わせ、一日一分として3gを飲む。
歯肉炎
煎じた汁を含んでいるとよい。
底まめ
足に底まめのできたときには、川芎を黒焼きにして、米糊で煉って患部にはるとよい。
マツの若返り薬
マツが生気を失って枯れそうになったときには、川芎を煎じた汁を根元に注いでやると、不思議に元気が出て若返ること奇妙である。川芎は、どこの漢薬店でも売っている。
よくあたたまる薬湯
川芎の薬湯は、よく温まるので、冷え症の人によい。ふつうの家庭風呂なら、湯飲みに一杯ほどの川芎を、手ぬぐいを四つ折にした袋に入れ風呂にひたしておく。薬湯用、マツ用には、上等品を用いる必要はない。 |
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