健康維持や予防なら民間薬で十分です。副作用もなくお茶代わりに安心して服用できます。
民間薬で病気の予防をしましょう。健康維持にお役立て下さい。
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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
さ行
37スギ杉(スギ科)

部位:葉、若芽、木皮、節、ヤニ
薬効:水虫、漆かぶれ、腫れもの、ヘビの咬み傷、ハチ刺され、淋病、足の痛み、やけど、しもやけ、切り傷、指の腫れ、むし歯、ひぜん

使用法
水虫
生の葉を燻して、その煙を患部に当てる。毎日三回、五分間くらいを十日以上つづける。ヤニにを燻した煙でもよい。片倉鶴陵という名医は五日ほどで効があるといっているが、これで必ず治るとは限らない。

腫れ物
若芽をすり潰した汁をつける。または、新しいヤニを紙にのばしてつけてもよい。

ヘビの咬み傷、ハチ刺され
木皮の甘はだを、すりつぶしてつける。

淋疾
スギのヤニとマツのヤニを等量、蜂蜜で丸薬として、一回に3gずつ飲む。または、葉ふた握りくらいを煎じた汁に、小豆の粉をまぜて、茶わんで二杯ほど飲む。

足の痛み
葉を煎じた汁か、節を煎じた汁で温罨法をする。

火傷、凍傷
若芽をすりつぶしてつけるか、生の葉を煎じた汁で湿布したり、木皮を黒焼きにして粉末にしてつけるとよい。

切り傷
甘肌を黒焼きにして粉末にし、切り傷につける。指の腫れなるべく早期の若芽をとり、これと同量のウメの実の肉梅干しでもよいとを、水を加えて練り、患部に貼る。乾いたら取り替える。

むし歯
痛むところに、ヤニを詰めるとよい。

ひぜん
生のスギの葉がひぜんに効く説
明治十五年十二月発行の「東京医事新誌」第二四七号に、栃木県の高田春耕という医師が、次のような文を寄稿している。「私の郷里では、民間薬で疥癬をわずらった者は、杉の葉の若いものを取り、それをすり潰して汁を絞りとり、その青色の汁を、毛筆または鶏の毛で全身または痒いところに塗って、全治の喜びを得ている。その方法は、毎目入浴してのち、毛筆でこれを塗布する。毎日一回行う。三日たつと、痒みが全くやみ、気分がよくなる。つづいて五、六日連用すると全治するといい、民間では大いにこれを称揚している。自分もまた、これを試用してみたか、早い者は三、四回、おそいものでも五、六回でことごとく全治した」
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