健康維持や予防なら民間薬で十分です。副作用もなくお茶代わりに安心して服用できます。
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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
さ行
32ショウガ(ショウガ科)

別名:姜、ハジカミ
部位:根茎(十一月ごろ掘りとり、薬用には生のものを用いる場合と、外皮を剥いだうえで石灰粉を散布して乾燥したもの、薬局で生姜と呼んでいるものを、用いる場合とがある)
薬効:健胃、せき、咳嗽、解毒毒消し、車船の酔い、しもやけ、しゃっくり、肩こり、指の腫れ

使用法
健胃
胃がつかえて食のすすまないときには、生の生姜を食べる。または、煎じた汁を飲んでもよく、乾いた生姜の粉末をなめてもよい。嘔吐の気味があれば、半夏と生の生姜を煎じた汁を飲むとよい。

せき
生の生姜をすりつぶして絞った汁に、砂糖または、蜂蜜を加えて、これに熱湯を注いで飲むとよい。

解毒
たけのこ、きのこ、獣肉、魚類などの中毒には、生のショウガの汁を飲む。

車、船の酔い
生のショウガを絞った汁に、熱湯を注いで飲むと、船や車の酔いに効く。

しもやけ
生の絞ぼり汁に熱湯を注ぎ、これで患部を温罨法する。

しゃっくり
生のしぼり汁を一息に飲む。

肩こり
生の絞り汁を熱く煎じて、その中ヘ膠を少し入れ(無ければ入れなくともよい)かき混ぜ、これを鳥の羽で、肩のこっているところ、または背のこっているところに塗り、その上に和紙を当て、さらに布で覆っていると、耐えられぬほど熱感を覚えるが、翌日はこりがとれて、和紙も自然にはがれる。

指の腫れ
まだ化儂しないうちに、乾燥した生姜を濃く煎じた汁に指をしばらくつけ、さらに、ネズミの糞を炒って米のりで煉ったものをつけると、一晩でよくなることがある。


ショウブ菖蒲(サトイモ科)

別名;白菖、水菖、泥菖、ショウブは菖蒲と書くが、菖蒲はセキショウのことで、昔から誤り用いられた。昔、アヤメと呼んだのは、ショウブのことで、現在、一般にアヤメ(アヤメ科)というのは、昔のハナアヤメである。
部位:地下部、葉
薬効:浴用、陰嚢のかゆみ、仮死、便秘

使用法
浴用
葉を風呂に入れて、薬湯とする。体がよく温まるので、冷え症によい。桃の葉と一緒に入れると、あせもによい。

陰嚢のかゆみ
葉を煎じた汁で洗うとよい。

仮死
突然に仮死の状態になったときは、生の根茎を突きただらし、その汁を飲ませる。

便秘
根茎を薄く切って、火にあぶり、粉にして酒で飲むと、便秘に効くといい、また腹痛をなおすという。
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