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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
さ行
27ジャガイモ(ナス科)

別名:馬鈴薯をこれに当てている。
部位:塊茎(食用にする部分)
薬効:喉の痛み、とびひ(伝染性膿痂疹)、やけど、胃潰瘍、十二指腸潰瘍

使用法
喉の痛み
のどの痛み、扁桃炎などに、皮をむいておろし、同量の小麦粉をまぜ、どろっとなる程度に酢をまぜてよくねり、喉に貼る。乾いたらとりかえる。

とびひ
皮をむいて、すりおろしてつける。

やけど
皮をむいておろしたものを厚くぬる。乾いたらとりかえる。金物でやけどしたとき、とくによく効く。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍
胃潰瘍や十二指腸潰瘍には、ジャガイモのカーボンを、一日一回、茶さじに一杯ずつ飲むと著効があるという。

佐藤潤平氏は、カーボンの作り方を次のように述べている。「まず、ジャガイモの新しいもの二十~三十個を、よく洗って芽をとり、おろし金でおろして布で絞った汁を、土鍋などの土器にとり、蓋をせずにごく弱いとろ火にかけて、水分を充分に蒸発させる。すると、まっ黒になって鍋の底に残るのが、ジャガイモのカーボンで、タンパク質のものである。このカーボンを、朝か晩に、一日一回、茶さじ一杯を水で飲むのである。そうすると、痛みはなくなるし、胃ならびに十二指腸潰瘍は、早いものは二十日か一カ月くらいで治る。アレルギー体質の人も、そのくらいで全治する。

ジャガイモ・スープ
神座李谿老博士は、昭和三十四年九月六日の朝日新聞に、ジャガイモのスープがいろいろの病気に効くといい、次のようにその作り方を述べている。「卵大のジャガイモ五個、玉葱一個を用意し、ジャガイモはよく洗って芽をえぐりとり、皮つきのまま薄く輪切りにする。玉ねぎは適宜に切る。その他、ニンジンやニンニクのような好みの野菜を加えてもよい。これらの材料を、約500CCの水から、とろ火で半分くらいに煮つめる。塩少々で味をつける。鍋はホウロウ引きのものか土鍋がよい。

このスープを、コーヒーカップ二杯ずつ、食事のたびに飲む。一日一回でもよく、朝のみそ汁にしてもよい。このスープは、乳児の栄養不良、下痢に効く。母親が飲んでも乳児にきく。気管支喘息、アトピー性皮膚炎にもよい。高血圧や、腎臓病にも、安全で効果がある。中年太りの人も、常用すれば脂肪や水分がとれ、引き締まった体になる。
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