26シダレヤナギ 枝垂れ柳(ヤナギ科)
別名:蘇
別名:イトヤナギ、垂柳
部位:葉、皮、枝
薬効:かぜ感冒、打撲打ち身、漆かぶれ、あせも汗疹、やけど、腫れもの、魚の中毒、
歯痛
使用法
かぜ
枝10gを刻んで、生姜を少し加え、煎じて温かくして飲む。
打撲
生の葉をすり潰して、小麦粉を加え酢を少し入れて煉り、痛むところに貼る。
漆かぶれ
葉を濃く煎じた汁で、たびたび洗う。
あせも
葉を塩で揉んで、その汁をつける。また、この葉と桃の葉をいっしょに、風呂に入れて入浴してもきく。ドクダミを加えると、なおよい。
やけど
皮を焼いて灰にし、水で煉ってつける。また、枝を焼いて粉末にし、ゴマ油で煉ってつけてもよう。
腫れもの
葉、枝ともに煎じた汁で温罨法する。また、風呂にいれ入浴してもよい。神経痛、リウマチなどにもよい。
魚の中毒
根の皮6gを煎じて、飲む。
歯痛
枝を刻み、煎じた汁で、うがいする。
かぜの予防にヤナギの茶
国立科学博物館研究員の丸山尚敏氏は、「創健」第三九号で次のように述べている。「風邪をひいたとき、柳の皮を煎じて飲むとてきめんに効くが、それよりも柳のお茶を始終飲んでいると、風邪をひかないようになる。私の子どもは生まれてから、ほとんど風邪をひいたことがない。柳には、アスピリンの化学成分によく似たサリシンというものがはいっているので、興奮するのを抑える鎮静作用があるから、お茶を飲んで興奮しやすい方におすすめしたい。 |
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