12サネカズラ モクレン科
別名:一般に南五味子
部位:実、熟したころ取る)蔓、九月ごろとる。
薬効:咳嗽、強壮、ひびあかぎれ、ただれ目、毛髪の栄養。
使用法
咳嗽
乾燥した実一日に4gを、煎じて飲む。
強壮
実を砂糖づけにしておき、これを弱い火で煮て、一日に4gほどを飲む。
ひびあかぎれ
蔓を刻んだものに、倍量の水を入れてかきまわしていると、粘りが出てくる。それにグリセリンを少しまぜて、患部にぬる。
ただれ目
実を濃く煎じて、ただれた目に点眼する。
毛髪の栄養
毛のつやをよくし、くせをなおす目的で、つるから出る粘液を、髪油の代用にする。作り方は3と同じ。
五味子酒
強精強壮剤としての五味子酒は、サネカズラの実を焼酎に漬けこれに氷砂糖を入れて、クコ酒と同じ要領で作る。徳川時代には、甲斐の国から将軍に献上していた。 |
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