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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
た行
13タラノキ樰の木(ウコギ科)

別名:タラウドモドキ
部位:根皮(新芽の出る前に根を掘り、皮をはぎとり、陰干したものを用いる)
薬効:胃病、糖尿病、しもやけ

使用法
胃病
胃炎、胃潰瘍などに、20gを一日分として、煎じて飲む。吐きけをとめ、尿の出をよくする効がある。

糖尿病
一日量として20gを煎じて飲むと、効くという。

しもやけ
しもやけには、根皮、紅花、乾姜を湯涌しして乾燥したもの各等量を合わせて煎じ、その汁で洗ったり、湿布したりすると効がある。

タラノキにまつわる話
北陸の山奥に住む樵夫の老父が、原因不明の病気で死んだので解剖した。その結果、胃壁のところに腫物ができていて、これがために死んだということがわかった。

樵夫は、父の命を奪ったその腫物でタバコ入れの根付を作り、毎日それを所持して父を偲んでいたが、ある日腰にあるタバコ入れが邪魔なので、傍にあった木の刺にかけて仕事もした。休んでタバコを飲もうと、そのタバコ入れを取ってみると、それまでは石のように固かった腫物の根付が、蒟蒻のように柔らかくなっていた。刺のあるその木は、タラノキであった。これが、タラノキの胃潰瘍の妙薬であることが知られた最初の動機であるという。

タラノキは、ただ胃潰瘍だけによいのではなく、空腹時に服用一日に10gずつ煎じるすると、胃腸の活動を順調にし、胃液、腸液の分泌を盛んにし、消化を助け、便秘を整える効がある。「民間療法と民間薬」より
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