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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
た行
7タケ竹イネ科

薬用には、主としてハチク淡竹を用いる。

部位:葉、笹、皮(油を竹瀝といい、甘肌を竹という。
薬効:たむし、せき、しゃっくり、肺炎、のどのただれ、不眠症、夜尿症、乳幼児の湿疹、胎毒、止血、酒の悪酔い、漆かぶれ、ハチ刺され、打撲打ち身


使用法
たむし
タケの葉とナンテンの葉とを等量にまぜて煎じ、患部を度々洗う。

せき、肺炎
竹瀝を飲む。これで肺炎の高熱が下がることがあり、八王子市方面では、肺炎のときに、ちょくに一杯ほど飲ませる風習がある。

のどのただれ
やはり竹瀝を少しずつ飲む。

しゃっくり
竹と玄米をいっしょに煎じて飲む。

不眠症
老人の不眠に、葉または竹を、一回に10gほど煎じて飲む。

夜尿症
竹10gを煎じ、空腹時に飲む。

乳幼児の湿疹
ふつう胎毒と呼んでいるものに、葉とキワダを等量粉末にして、ゴマ油でねってつける。

止血
月経の長びくもの、鼻血の出るもの、吐血、喀血するもの、そのほか血の出やすいものに、葉または竹を、一日量5~10gを煎じて飲む。

酒の悪酔い
葉一にぎりを煎じ、一回に飲むと、酒の悪酔いをさます効がある。

漆かぶれ
葉を焼いて灰汁を作り、その汁で洗う。

ハチ刺され
葉を煎じた汁で湿布する。

打撲
タケの皮の黒焼きを粉末にして、小麦粉でねってつける。

タケのあぶら竹瀝の作り方
タケの油には、強壮、鎮静、鎮咳、止血等の作用がある。作り方を次に述べる。まず、生のハチクの節を抜いたら、30㎝くらいの長さに切って、二つに割り、七輪に炭火をおこして、その上であぶると、切り口から油がたれる。それを茶わんにとり、美濃紙または絹布でこし、夏は冷蔵庫に入れて保存する。

喘息を治したタケの油
昭和二十五、六年ごろ、日夏先生と民間薬について、ラジオで対談したごとがあった。そのとき先生は、長い間苦しんだ喘息が、タケの油でなおり、それきり再発しないと話された。このように、タケのあぶらは、痰の切れを良くし、咳を治す効がある。
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