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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
か行
64コンブ 昆布(コンブ科)

鹹寒:脾腎・軟堅化痰・利水泄熱・瘰癧・瘤・膈噎・水腫・睾丸腫痛・帯下・脚気

別名:コブ、ヒロメ、マコンブ
部位:全体
薬効:歯肉炎、歯ぐきの腫れ、口内炎、舌炎、腫れもの、胸やけ、便秘、脱肛、高血圧症、動脈硬化症、梅毒、鼠毒症(ネズミの咬み傷)さなだ虫駆除。

使用法
 歯肉炎、口内炎、舌炎
 歯ぐきが腫れたり、口中に潰瘍ができたり、舌が爛れたりしたときには、コンブを黒焼きにしてその粉末をつけるとよい。カイチサ、オウレン、コンブの、それぞれの黒焼きを、等量まぜ合わせたものは、一層よく効く。

腫れもの
 癰、疔その他の腫れものて、まだ化膿しないものは、コンブとカイニンソウ(海人草)の黒焼きを等量まぜ合わせたものを、飯粒で煉り、これに酢を加え、さらに塩を少し入れてよくねり、和紙に伸ばして、腫れもの周りに広くつける。乾いたら、また新しくつける。これで散ることがしばしばある。

胸やけ
 胸やけがしたり、むしずが走ったりするのには、コンブを焼いて一日分4~6gを食べるとよい。

便秘
 毎朝食前にコンブを煮て食べる。またはコブ茶を飲む。

脱肛
 脱肛がおさまらないときは、コンブを湯につけて柔らかくして、それを二重にして肛門に当てて押し入れ、そのあとで、独活の根を煎じた汁で洗う。

高血圧症、動脈硬化症
 コンブを小さく刻み、20~40gを一日分として、水または湯につけておくと柔らかくなるから、その水を飲むとともに、柔らかくなったコンプも食べる。これ。を毎日つづけると、コンブ醤油にして、脳出血や脳軟化の予防になる。また、コンブと黒ダイズをいっしょに煮て食べるか、煎じて、その汁を飲むのもよい。

梅毒
 梅毒にはヨードが効があることは知られているが、コンブにもヨードがあるから、梅毒患者はつとめて食るとよい。

鼠毒症
 ネズミに咬まれたときは、コンブを湯にひたして柔らかくしてから、傷口を蒸す一方、そのコンブも食べるとよい。

さなだ虫駆除
 板コンブを刻み、一回に50gほどを、大きな茶わん一杯の水で半分ほどに煮つめ、空腹時に飲むと、さなだ虫、回虫などを下す効がある。
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