61ゴマ胡麻(ゴマ科)
薬用部位:種子、ゴマ油
薬効:滋養強壮、結膜炎、ものもらい、麦粒腫、耳癤、外耳道の腫れ、指の腫れ、乳汁不足、のどの腫れ、のどのつまり、婦入外陰部のかゆみ、しらがの予防、凍傷、歯肉炎、歯ぐきの腫れ、痔核、毒虫刺され、魚、貝の中毒。
食事のときに、いろいろ料理して食べるとよい。
結膜炎
番茶を濃く煎じ、食塩をそのあとでゴマ油を一滴点眼する。
ものもらい
ものもらいは、できは始めると癖になって、あとからあとからできて困るが、膿の出たあとに、ゴマ油を二、三滴たらして置くと、根切れになる。
耳セツ
耳の穴の腫れものや、耳に虫が入ったときは、ゴマ油をたらしてやるとよい。
指の腫れ
指が腫れて痛むときは、ごま油を煮て、熱いうちに指をつけると、疼痛がが軽くなる。
乳汁不足
産後、乳の出が少ないときは、ゴマを多量に食べるとよい。
喉の腫れ、のどの詰まり
ゴマを炒って食べるとよい。
婦人外陰部のかゆみ
ゴマをかみつぶしてつけるとよい。
しらがの予防
毎日ゴマを食べていると、しらがを予防し、また、つやをを良くする。
ひび、しもやけ
ゴマを粉末にし、酒でといてつけるとよい。
歯肉炎
歯ぐきの腫れたときは、ごまを煎じた汁でうがいするとよい。
核いぼ
痔や、痔からの出血に、黒ゴマ20gを、水、酒それぞれ20gで二時間ほど蒸し、乾いてから布んで、黒い皮が落ちるほどもみ、その中に茯苓を粉末にしたもの20gを加え、蜂蜜で煉って、毎日少しずつ食べるとよい。
毒虫刺され
毒虫に刺されたときには、ゴマをかみ砕いてつけるとよい。
魚、貝の中毒
イカ、タコ、貝などにあたって苦しむときには、ゴマ油を飲むとよい。
不老長寿のゴマみそバター
不老長寿の目的で、上等の黒ゴマを炒ってからすりつぶし、これを蜂蜜と味噌で煉って、バターのかわりにパンにつけつ。甘みを好む人は、蜂蜜を多く、、甘みを好まない人は、味噌を多くする。黒ゴマの中には、色素を用いて黒くしているものもあるから、注意が必要である。 |
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