58ゴシュユ 呉茱萸
薬用部位:実、(初霜のおりるころ、熟した実をとり、乾燥させて用いる)
薬効:頭痛、しゃっくり、吃逆、健胃、冷え症、かぜ感冒、痔
使用法
頭痛
発作性の激しい頭痛に、一日分2~4gに生姜5gを入れて、煎じて飲む。片頭痛によく、また頭痛がして吐く症状によく効く。
しゃっくり
しゃっくりが出てなかなか止まらないときに、一回分2gに生姜を少し入れたものを煎じて、飲むと、奇炒に効く。
健胃
胃がつかえて食欲のないときに、呉茱萸、黄連をそれぞれ粉末にして丸薬にし、一回に1gを飲むとよい。
冷え症
実のほかに、葉、茎なども一緒に刻み、布袋に包んでふろに入れると、よく温まるのでよい。
感冒
一日分4gに、生姜を少々入れて煎じ、温かいうちに飲一む。飲みにくいが、大変よく温まり、頭痛がとれる。
痔
実を、一日分4g煎じて飲むと、効があるといわれている。 |
|