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漢方と民間薬百科:大塚敬節著書(主婦の友社)
か行
41クズ 葛 (マメ科)

別名:ウマフジ

薬用部位:根。葉。花

薬効:乳汁不足、切り傷、ただれ、血便、滋養整腸、酒の悪酔い、肩こり。

使用法
乳汁不足
 乳汁の出のよくないときには、根から作ったクズ粉を、湯でねり少し砂糖を加え、毎朝空腹時に茶わん一杯ずつ飲む。

切り傷
 傷切り傷その他の外傷に、生の葉を絞ってその汁をつけると、血を止める作用がある。また、乾燥した葉を粉末にして、ゴマ油で煉ってつけても効く。

ただれ
 皮膚のただれ、あせも汗疹などに、根からとったクズ粉をつける。

血便
 大便に血のまじるときには、くずの花をアサの実ほどの丸薬にし、一回に六粒ずつ、一日二回飲む。

滋養整腸
 胃腸炎には、クズ粉で作ったくず湯を飲めば、健胃整腸の効があり、滋養剤としても好適である。とくに、下痢をして、のどのかわくときには、くず湯を飲むとよろしい。また、健胃整腸の目的で、クズの根の乾燥したもの10gを煎じ、一日分として飲む。

酒の悪酔い
 ふつか酔いには、花8gを煎じ、二回に分けて飲む。花のないときは、根絞り汁を飲んでもよい。また、酒を飲みすぎて吐血するときにもよい。漢方に、葛花解醒湯が、酒毒に用いる。これにもクズの花がはいっている。

肩こり
 クズの根には、筋肉の緊張をゆるめる効があり、これの入った葛根湯は、肩こりを治すだけでなく、応用の広い処方である。
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